年齢を重ねて気づいた「快適なバッグの中身」
整理収納アドバイザー・原田さよさんは、関節リウマチで右手に少しハンデを抱えています。
バッグの中に手を入れてなにかをゴソゴソ探すのは、痛みのある手にとってけっこうな負担。その負担を少しでも減らすためにバッグの中身を変えてきたそうです。
●お財布はカバンから探しやすい色にする
すべての画像を見る(全12枚)バッグからの取り出しやすさを考え、お財布の形や色を50代になってから変えました。支払いはバーコード決済かカード払いが中心ですが、やはり小銭や紙幣が必要なときもあります。そういうときに、お財布を変えてよかったと思います。
<財布選びのポイント>
・バッグから取り出しやすい大きめのもので、なるべく軽いもの
・開口部が大きいもの
・持つときに滑りにくい、表面に凹凸のある革のもの
・パッと目につく明るい色のもの
また、お財布はファスナー式の方が、がま口タイプより手首に力を入れなくていいので個人的にラクです。
●ハンカチとハンドクリームはセットにしておく
バッグのポケットに、ハンカチと一緒にハンドクリームを入れています。こうしておくと、手を洗ってふいたあとすぐハンドクリームを塗ることができます。収納の基本「なにかをするときに使うものは一緒に」というわけです。
●鍵はパッと見つけやすいように工夫する
わが家は古い建売住宅なので、玄関は普通の鍵を使っています。その鍵がバッグの中ですぐ見つからないとストレスになります。
そこで、鍵は「帽子クリップ」などを使ってバッグの内側につけ、すぐ出せる工夫をしました。帽子クリップとは、帽子が飛んでいかないように、帽子と服をくっつけるクリップです。
使っているものは、「不便だな、ストレスだな」と感じたときが変えどき。ぜひ、そう感じるようになったタイミングに合わせて、今までのやり方を見直してみてはいかがでしょうか。
※記事の初出は2023年11月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。