使いやすい「深い収納」に大事なこと5つ
すべての画像を見る(全12枚)深い収納を上手に使うため、筆者は5つのことに気をつけました。
1.60~80cmのものを入れる
扉をあければ、なにを入れているか把握できるよう、長さのあるものを入れています。
長さが60~80cmのものであれば、奥に紛れてしまうことはないので、迷子になりません。ですから、どこになにが入っているかひと目でわかります。
2.枕棚の奥行きもしっかりとる
押入れは、中段(真ん中の棚)や枕棚(上部に設置される棚)は、固定で高さを変更できないことが多いです。しかし、入れるものによっては、高さがたりない場合も。筆者は、あらかじめ入れるものを決めておいた方が、失敗しないと考えました。
筆者の場合、ひな人形と兜飾りを重ねて収納したかったので、枕棚の位置を上にずらしました。
また、枕棚の奥行きは、一般的には中段より浅い(40cmや60cm)ことが多いです。しかし、枕棚に来客用布団(奥行き70cm)を収納したかったため、少し深めの80cmで設置しました。
3.奥行きは一般的な押入れと同じサイズに
注文住宅は、収納の奥行きも自由に変えられることが多いです。ですが一般的ではないサイズにすると、ぴったりな収納ケースを見つけるのに苦労します。ですから、奥行きは一般的な押入れと同じサイズ(80cm~90cm)にしました。
4.後ろのあきスペースをもったいないと思わない
1階のつり押入れには、枕棚以外、棚(固定棚や可動棚)は設けませんでした。理由は、棚をつくると、収納するもののサイズが制限されてしまうからです。可動棚の場合でも、強度を上げるために仕切りが必要になり、使い勝手が悪くなります。そこで、棚の代わりに無印の収納家具を置いています。
そのため後ろに、あきスペースができてしまいました。でもそこを「もったいない」と思うと、収納家具を奥に寄せ、手前にものを置くことになり、一気に使いにくくなります。そのため手前にそろえて収納家具(棚)を置き、奥はあけてあります。
唯一、奥に置いてあるのは、お風呂のフタ(写真)。入居後1週間だけ使い、その後3年以上使っていないものです。そろそろ廃棄しようかと考えているところです。
5.奥に収納するなら思い出アイテムを
1年に1回も使わないけど、どうしても捨てられない思い出アイテム。収納奥のあきスペースは、そうしたものをしまうのにぴったりです。
自分の小さい頃のアルバム、使わないけど大事に取っておきたいプレゼントなどは、2階の収納の奥にまとめて収納しています。