風味の強い紅茶に合う、濃厚な味わいのケーキが絶品

本場アフタヌーンティーのケーキ
ケーキに使われる果物や小麦粉の種類が日本とは異なり、しっかりと食べ応えがあります
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2つめの違いは、ケーキを食べたときの濃厚さや香り。渡英経験のある方は想像しやすいかもしれませんが、イギリスで飲む紅茶は日本とはまったく違い、風味の力強さが魅力。それに負けないケーキが提供されるのです。

たとえばベリー類やマンゴー、チョコレートにも洋酒を効かせるなど、ひとつひとつの存在感がはっきりしています。これは一概に甘さという概念だけでくくられることではありません(海外のケーキは甘いと言われがちですが、そうではないケースも多いです)。薄力粉が主流である日本のケーキは繊細で軽やか、さっぱりとした食べ心地が魅力。イギリスに行くと、濃厚なケーキをおいしい紅茶とともに堪能することができます。

家族で楽しめるように、子ども用メニューがあることも

イギリスの子ども用アフタヌーンティー
大人用とは別に子ども用メニューが用意されている場合も。アフタヌーンティー文化を大切にする姿勢を感じます

3つ目の違いは、子ども専用のメニューが用意されているケースがあること。日本でお目にかかることはほとんどない光景なので、驚きました。イギリスでは子どもが家族と一緒にアフタヌーンティーを楽しむシーンをたびたび目にしますし、子どもの好みに合わせた食べやすいスタイルで提供することは、自国の食文化として根づいている証とも言えるでしょう。

価格は大人の半額程度。家族でアフタヌーンティーを楽しむなら、子ども用メニューのあるお店をチョイスするのがおすすめです。

イギリスに行ったらぜひ味わっていただきたい、重厚感あふれる食文化。魅力はまだまだ語り切れませんから、実際に体験して、日本との違いを発見してみてくださいね!