ESSE読者にアンケートをとった結果、9割以上に「睡眠」の悩みがあることが判明。そこで、日本睡眠学会評議委員で医学博士の白濱龍太郎先生に、理想の睡眠について教えてもらいました。睡眠チェックリストもぜひお試しを。
すべての画像を見る(全2枚)ぐっすり眠れば、日中のパフォーマンスがアップ
医師の白濱龍太郎先生に理想の睡眠について聞いてみました。
「いちばん大切なのは、起きたときに心身がリフレッシュし、しっかり充電できたと感じながら、日中活動できる状態です。十分な睡眠時間をとるとも大切ですが、たっぷり眠っているにもかかわらず、朝すっきり目覚められなかったり、日中ボーッとしてしまったりするのは、睡眠の質が悪いのかもしれません」(白濱先生、以下同)
とくに重要なのは、寝入りから最初の4時間。一気に深く眠り、そこから浅い眠りとやや深い眠りを繰り返します。
「最初に深く眠れなと、全体的に眠りが浅いまま朝を迎えることになり、疲れが残ったり、寝起きが悪くなったりしがちです」
理想の睡眠ができているかチェック
以下の5項目で、しっかりと眠れているか確認してみましょう。
●7~8時間の睡眠時間がとれている
年齢による違いや個人差もありますが、一般的には1日7~8時間程度が理想。最低でも6時間以上の睡眠時間は確保しましょう。
●ふとんに入ってから20分ぐらいで眠れる
ふとんに入って20分ほどで、自然な眠りに落ちるのが理想です。なかなか寝つけないのもつらいものですが、「バタンキュー」で寝てしまうのは、睡眠不足で脳が悲鳴を上げている状態。
●夜中に起きずに眠れる
不安やストレスで自律神経が乱れると、夜中に何度も目覚める原因に。生活習慣の改善で解消しない場合は、病気が隠れていることもあります。
●朝すっきり目が覚める
朝すっきり目覚めるのは、自律神経が正常に働いている証拠。睡眠時間はとれているのに目覚めが悪い人は、眠りの質が落ちています。
●起きたとき心も体もリフレッシュしている
時間・質ともに十分な睡眠がとれると、寝ている間に心身が充電されたと感じ、気分よく目が覚めます。日中のパフーマンスもアップ。
夏に快眠するのは難しいと感じる人も多いですよね。ESSE9月号別冊付録「睡眠メソッド10」では、そんな寝苦しい夏でも快眠できる、とっておきの方法を紹介してます。ぜひ参考にして、まだまだ続く酷暑を乗りきりましょう!