いつでも初心にかえるための「心がまえ」

棚
ものの多さ=安心と思う親世代は多いように感じます
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実家の片づけで失敗した経験をもつ、整理収納アドバイザー・ふくぴいさん。経験上、実家の片づけを「始める前の心がまえ」として必要なことが3つあるそうです。

ひとつ目は「親の住まいであることを忘れない」ということ。次に、目的はすっきりさせることではなく「安全」や「分かりやすさ」。最後に、すぐに結果を求めず「長期戦で考える」ことです。

今も実家の片づけをしていますが、うまく進まずモヤモヤすることもたくさんあります。そんなときは、この3つの心得を思い出します。

思い出のものがある場所はまず避ける

高齢者にとってものの多さ=安心となっている場合もあるので、片づけ当初は捨てることにフォーカスせず慎重に進めました。

そこで、思い出のものが少なく日用品などの生活雑貨が収納されている階段下からスタート。最初に取りかかったことは、いろんな場所に点在していたものを1か所にまとめていく作業です。

洗剤や掃除道具、ゴミ袋がまさにそれ。一緒に使うものをできるだけセットにしておき、動線を考えるとよりいいです。整理収納の仕事においても、1か所にまとめる作業は捨てることが苦手な人に対して、よい準備運動になると感じます。

※記事の初出は2023年10月。年齢も含め内容は執筆時の状況です。

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