文章に書くことで自分自身が本当にやりたかったことを知る
すべての画像を見る(全2枚)SNSが全盛の時代にブログって…と思われるかもしれません。私がブログをあえて推す理由は、文章には「人の心を動かす」エネルギーを宿すことができるからと思っています。情報発信には文章がなくてはならない存在だからです。
もちろん、ブログを読むのは読者ですが、いちばん最初に読むのは書いた本人です。書いているときは、自分の視線で。読むときは客観的に読むと、自分を俯瞰(ふかん)して見られるようになります。自分のことは、案外自分で分からないものですが、自分が書いたものを、客観視することによって、「自分とは…」と考えるきっかけにもなります。
仕事と家との往復で、自分にことは後まわしにしている人も多いと思います。かつての私もそうでした。でも、毎日ブログを書くことが自分と向き合うことにもなって、私の場合でいえば、「○○したい」「こうなりたい」と本音に気づくようになりました。60歳になって「自分と向き合う」ことが、生きるということではないかと思うようになりました。
そういう意味でも、ブロブにテーマを設定し、そのことについて書いていくのは、生きていくことにもなると思います。ブログをライフワークにすることによって、自分との対話を楽しみ、内面的な成長を促すことができます。それが人生を豊かにする秘けつだと思います。
50代からのブログの始め方
まずはぜひブログを手軽に始めてみてください。
1:ブログを開設する
無料のブログでアカウントをつくる
2:定期的に書く時間を設ける
毎日や週に数回など、しっかりとスケジュールするといいでしょう
3:自由に書いてみる
その日の出来事、感情、考えたこと、夢や目標など、とにかく自由に書く。最初は続けるのが肝心です。
4:テーマを設定する
ゆくゆくは特定のテーマ、目標達成のプロセス、本日の振り返り、を設定して書いていくことも効果的です。
5:自分との対話を楽しむ
書くことを通じて自分との対話を楽しみ、内面的な成長を促す。
なによりも、まずは自分が楽しむという環境をつくることが、習慣化しやすいです。自分自身がやりたかったことに出合えたり、私が起業したように、当時は思いもしなかった出来事が起きるかもしれません。
今後、実りのある暮らしをしたいのであれば、ブログの習慣化はおすすめです。ぜひ自分らしい人生をきり開くために、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
中道あんさんの新刊『先細らない老後のために、50代のうちにすべきこと』(扶桑社刊)は8月23日に発売です。