更年期には女性ホルモンが減るのと連動して、幸福を感じさせる脳内物質セロトニンも減るため、イライラなど精神的不調を感じることも。そこで、更年期症状によるイライラに効く足ツボと自力整体をご紹介。教えてくれたのは、指圧師の柳本真弓さん、矢上予防医学研究所ディレクターの矢上真理恵さんです。

足ツボのポイント
イライラを解消するツボを紹介
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血流や気の巡りを改善し、神経を鎮める作用がある太衝(たいしょう)

東洋医学で怒りの感情と関係が深いとされる「肝(かん)」の働きをよくするツボ。「イライラしている人は、とくに右側がかたくなっていることも。しっかりほぐしましょう」(指圧師・柳本真弓さん)

●探し方のポイント

太衝のツボを解説

足の甲の親指と人差し指の骨の間を手の指先で自分の方に向かってたどっていったとき、指が止まる場所。

●押し方のポイント

両手で足の甲のツボを押す様子

床に座って両手で足を包み込むようにし、親指でゆっくり押します。コリコリしているときはほぐすようにし、左右各5回を目安に。

足首の血流を促す自力整体でイライラを解消

姿勢を低くしてお尻をバウンドすることで、頭に上った血を下げます。「滞った脚の血流を促し、むくみも解消」(予防医学研究所ディレクター・矢上真理恵さん)

●タオルを腰に回してしゃがむ

タオルを腰に巻いている女性

タオルを腰に回して両端を持ち、両脚を開いてしゃがむ。脚はつま先を立てる。タオルがあると姿勢が安定しますが、なくてもOK。その場合は両手をひざにのせるか、姿勢がふらつく場合はイスなどにつかまってもいいです。

●お尻を上下にバウンドさせる

お尻をバウンドさせる女性

お尻を上下に1cmぐらい、小さく30回ほどバウンドさせる。ひざや足首に痛みがある場合は無理をしないよう注意。

【ポイント】
ひざではなく、お尻を動かすようにして上下に1cmぐらいバウンドします。

 

※ツボ押しや自力整体、漢方養生などを行う場合、妊娠中やその可能性がある方、持病のある方は事前に医師と相談してください。また、試してみて痛みや不調があるときは、すぐに中断してください。

※西洋医学に基づかない鍼灸やマッサージ、アロマセラピーは体質改善を目指すものであり、効果・効能には個人差があります。

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