梅雨時季のイヤな生乾きのにおいを解消するには、できるだけ洗濯物を早く乾かすことが重要です。今回はクリーニング会社「芳洗舎」の3代目で洗濯家の中村祐一さんに、早く乾く部屋干し方のコツについてお聞きしました。

洗濯物を乾かす様子
洗濯物が早く乾く干し方のポイント
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早く乾かせば洗濯物はにおいにくくなる!

早く乾く干し方の“4大要素”を意識すれば、部屋干しでも早く乾いて快適に干せます。

<早く乾く干し方4大要素>

・空気の流れをつくる

・温度を上げる

・湿度を下げる

・洗濯物の表面積を増やす

「梅雨の時季は、あまり温度は問題ありませんが、エアコンや除湿機で温度を下げることが重要です。また、洗濯物同士の間隔をあけ、サーキュレーターなどで空気の流れをつくることも大切。さらに洗濯物のシワを伸ばして表面積を増やすことも、早く乾かすためのポイントです」

乾きにくい「パーカ」の正しい干し方

パーカを干している

普通のハンガーで干したあと、もう1本ピンチつきハンガーを使い、フード部分をつまんで背から離し、生地の重なりをなくします。

乾きにくい「ジーンズ」の正しい干し方

ジーンズを干している

ポケットなどの重なりが多いので、まずは裏返しに。次に2本のピンチつきハンガーで前、後をそれぞれ留め、筒状にして干します。

乾きにくい「靴下」の正しい干し方

靴下を干している

つま先や足の裏部分に厚みがあるものが多いので、それらを上にした方が乾きやすくなります。履き口部分の伸び防止にも効果的です。