70代、ジャケットに挑戦中
すべての画像を見る(全6枚)近頃は、これまであまり着ることのなかったジャケットにも挑戦しています。「服をかっこよく着るには姿勢が大事」と肝に銘じてはいるものの、70代になったら自然と猫背になってきて、気を抜くと鏡に映った自分が老人の姿になっていることもしばしばです。
「これではいけない!」
背筋をシャキッと伸ばすことを意識するために、クローゼットの奥で眠っていたジャケットを復活させることに決めました。確かにカジュアルな着こなしに比べると、心身共にいささかの緊張感が生まれます。
でも、「毎年、今年がピークだと思って、おしゃれにトライするのよ」という先輩の言葉を励みに、流行の服も定番の服も、今の自分の年齢にふさわしい攻略法を見つけていけたらと思います。
自分らしいスタイルをつくるのに欠かせない「サングラス」
サングラスをかけると、男なのか女なのか、年齢がいくつなのか、日本人かどうかさえ、よくわからなくなります。
なんでもない服装のときでも、帽子をかぶってサングラスをかけると、途端に「あの人、なにもの?」って振り返られる。そんな反応を楽しんでいます。
「アクセサリー」はつけなくてもいい
じつは私は、アクセサリーは毎日つけなくてもいいと考えています。アクセサリーはファッションを華やかにしてくれるけれど、その力に頼ると服の持つ力をうまく引き出せないことも。今日のファッションにはアクセサリーが必要ね、と思ったときにつけるのです。
フォトエッセイ『Life Closet』(扶桑社刊)は、西さんのおしゃれと人生論がつまった一冊。服と共に生き、服と共に笑う西さんが満載です。