清潔な部屋を保つには、同居する家族も「片づけを習慣づける」ことが必要です。整理収納アドバイザーの名倉永利子さんは、調理グッズを1か所にまとめたりと、小さな工夫を日々練っているそう。今回は名倉さんが考える「優しい片づけ」をご紹介します。

名倉永利子さん(47歳・静岡県)。夫(50歳)、長女(17歳)、長男(12歳)と暮らす。戸建て・2LDK
配置を工夫して、小学生でも使いやすい部屋づくりに
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小さな工夫をちりばめて見た目と片づけやすさを両立

戸建て・2LDKに住む、整理収納アドバイザーの名倉永利子さん(47歳・静岡県)。夫(50歳)、長女(17歳)、長男(12歳)と4人で暮らしています。

名倉さんは、面倒くさがりな家族も、ラクに片づけられる仕組みづくりを日々考えているそう。

「たとえばキッチンでは、調理道具と材料をひとつの引き出しにわかりやすく収納して、小学生の息子も自分で料理ができる仕組みにしています。収納で大切なのは、『正しさ』よりも『優しさ』。実験のように楽しみながら、家族が続けられる方法を日々探っています」。(名倉さん、以下同)

家族が使う調理グッズはコンロ下を定位置に

調理グッズはコンロ下を定位置に

手が届きやすいコンロ下収納は、子どもたちが料理を手伝いやすいよう配置。

「フライパンや調味料を出し入れしやすくまとめたら、子どもたちも自分でパンケーキやチャーハンをつくるように」