2.共有部分を設け、廊下をなくしたことで、広々LDKを実現
すべての画像を見る(全12枚)限られた床面積で2世帯が暮らすとなると、どうしても各世帯のスペースは手狭になりがちです。そのような条件でも、できるだけ居室部分を広くとるために、以下の2つの方針で間取りを考えました。
・廊下やホールなどの通路スペースはできるだけ少なくする
・設備を完全に別にせず、一部(玄関・浴室)は共有する
1階のLDK・和室・寝室、そして2階のLDK・寝室・子ども部屋・洗面室、いずれも各部屋の間に廊下はなく直接出入りできる間取りとなっています。家全体で通路スペースは玄関ホールと階段前の廊下のみ。
このため、最大限のスペースを居室に割り当てることができ、子世帯のLDKは約23畳と期待以上の広さを確保することができました。
10年間で子どもたちも大きくなり、それにともなって入居当時より、ものもだいぶ増えました。それでもあまり窮屈さを感じずに暮らせているのは、LDKを広くしたおかげだと思っています。
ちなみに親世帯のLDKは、同じフロアに共有部分(玄関・浴室)があることもあり、約17畳とそこまで広くはできませんでした。
しかし、隣接している6畳の和室との間のドアをあけ放てば、視覚的には広々と感じます。この点でも廊下をなくしたことは正解でした。