3:着られるけど着ない服、使えるけど使っていない毛布
すべての画像を見る(全6枚)被災したときに避難所にもって行く服や毛布は、自宅避難の際も必要になってきます。 もし寒い時期に被災したら、防寒対策として1枚でも多く衣類や毛布があった方がいい気がするし、暑い時期に被災したら着替えが多い方がいいのではないか、そう考えます。
しかし普段使いしていない服や毛布、つまり「不要な服や毛布」を収納するスペースがあるのであれば、水や食料、トイレなど実際に命を守ってくれるものを優先した方いい。 着替えや毛布などは今使っている「現役のもの」の中から備えましょう。
ものを減らすことは「減災」につながります
防災というとどうしても買いたすことにフォーカスしがちですが、危険なものを減らすこと、手間を減らすことも「減災」という災害への備えです。
廊下に置きっぱなしになっている段ボール、本棚にびっしり詰まった本、玄関近くに置かれた子どものオモチャ…。それらは「夜間の緊急脱出の妨げにならない?」「命をかけてまで持っておく必要がある?」かを今一度問いかけてみましょう。
自然災害を止めることはできませんが、少しでも被害を小さくすることはできます。「あのときああしておけばよかった」、そんな後悔は最小限にしたいものです。