「俺、ここにいる必要ないよね?」

ワンオペ
※写真はイメージです
すべての画像を見る(全4枚)

赤ちゃんのお世話だけして、1日、1日が過ぎていく。産後、しばらくして夫から誘ってくる雰囲気はあったけれど、実際、亜希さんにはそんな体力はもう残っていませんでした。

「ひたすら赤ちゃんが寝つくのを待つ。やっと寝てくれてリビングのソファに腰かけたら、今度は夫の相手をしなきゃいけないなんて、無理無理。もう赤ちゃんの泣き声しか聞いていない日もあるくらいだから、夫とは普通に会話がしたかったのに、向こうは会社でしゃべってきてるから、くだらないおしゃべりより家では私とくっつきたい。そこで完全にすれ違って、私が『ごめん、無理』って言ったら、『じゃあ俺自分の部屋戻るわ。ここにいる必要ないよね?』って明らかに機嫌が悪そうに言われてしまいました」

「『え? 私は今日、大人と普通の会話を一言もしてないんですけれど…』っていっても無視されて。もういいやって、あきらめて背中を向けたら、会社行くときに使っているビジネスバッグで思いっきり頭をバーンって殴られたんです」

突然始まった夫からの暴力

DV
※写真はイメージです

殴られた直後は痛みよりも、なにをされたのかわからなくてびっくりしたという亜希さん。性格的に人に頼ることが苦手だったこともあり、このときは、自分でなんとかしようと思ってしまったといいます。

「夫の本質を見ないで、スピード婚してしまった末路って感じですよ」と、時間が経った今だからこそ淡々とお話される様子が印象的です。しかしその後、暴力だけでなく夫のモラハラな側面までがどんどん深刻化。ついに離婚を決意するお話はまた次回したいと思います。

◆次回のお話はこちら!

「お前、俺に家事育児のギャラ払えるの?」モラハラ夫の言い分:セックスレス・40代亜希さんの場合3

みんなのセックスレスシリーズを一気読み!<無料会員限定記事あり>