ナチュラルに嘘をつく夫「私に隠れてこそこそと…」

疑惑
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二人の関係に亀裂が入ったのは、春美さんの妊娠5か月目。結婚してからは家計を春美さんが管理していたのですが、夫のクレジットカードの明細に有名なマッチングアプリの会社の名前が載っていたのです。

「たいした金額じゃなかったんですけれど、その会社から引き落としがあるということは、アプリに課金しているということ。すぐに本人に『マッチングアプリやってるの、知ってるよ。結婚してるのに、どういうつもり?』と問い詰めたのです。そしたら『ごめんごめん、休憩時間とか暇つぶしにメールしてただけだよ』って飄々と謝ってきて」と春美さん。

「けれど、そういう人なんですよね。私に対しても結婚前は、メールも普段の会話も、一生懸命コミュニケーションをとってくれていたのに、籍を入れてからは釣った魚にエサをやらないというか、会話そのものが激減しました。妊娠してるからは行為も控えていたし、体の触れ合いもゼロに。あれ? こんなドライな人だったっけ? って思いながらも、こっちはおなかに赤ちゃんがいるし、今別れるわけにもいかないわけです」

話をすり替える夫、冷めきった夫婦の関係

マッチングアプリを使っているということは、もしかしたら浮気をしているのかもしれないと思った春美さん。でも「そこを突き詰めてもしょうがない」と、釘だけ刺して様子をみることにしたそうです。

幸い、夫は仕事のシフトも春美さんに共有し、仕事がない時間はちゃんと家に帰ってくるので、だれかと定期的に会ったりしている気配は感じなかったといいます。しかし、夫の隠し事はこれ以外でもまだまだありました。

「たとえば、私の妊娠が判明した時に『タバコはやめる』って約束してくれたんです。それで安心しきっていたら、ある日持って帰ってきた健康診断の問診票を見たらタバコを1日1箱吸っていることになっていて。このときもすぐ聞いたら、『ごめんごめん、うっかりしてた』って」

怒る春美さんに、「家で吸わないって言う約束だった」と話をすり替えてきた夫。

「そうやって私の知らないところで隠れてこそこそ好き勝手やって、バレたらとりあえず謝ればなんとかなるって思われていたんでしょうね。信頼がどんどん削れてしまった感じです」

こうして、かわいい男の子が誕生したころには、完全に冷めきった夫婦の仲。モラハラ気質な夫は医師という職業なのにも関わらず、「産後の女性は眠らなくても平気なんでしょ」などと理解のない言葉を連発。レス解消どころか、夫婦関係の修復ができないまでにこじれるお話は次回したいと思います。

◆次回の記事はこちら!

「私の親までバカにするの?」典型的なモラハラ夫:30代のセックスレス・春美さんの場合2

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