忙しい毎日の中で、なかなか自分を大切にできていない…という人も多いのではないでしょうか? そんな今、SNSなどを中心に「アイシナモロール」というキャラクターが話題になっています。アイシナモロールとは、サンリオの人気キャラクター・シナモロールの、もう一つの世界で暮らすちょっぴり大人な姿。注目を浴びている理由が、自分で自分を愛して、カラダとココロを大切にしてあげる「ご自愛」マインドを持っているということ。
書籍『アイシナモロールと“一緒にご自愛”』(扶桑社)の監修者で、「ご自愛=自己肯定」の第一人者である心理カウンセラーの中島輝さんが、ご自愛マインドを高めるためにおすすめの習慣を語ります。
すべての画像を見る(全5枚)価値ある存在として自分を受け入れる「ご自愛」
ご自愛とは、自分が自分であることに満足して、価値ある存在として受け入れられること。人生の軸となるエネルギーです。ご自愛がたりているときは、物事を前向きに解釈できて、気持ちが安定し、積極的に行動ができるようになります。
逆にたりていないと、ちょっとした出来事でも揺れ動き、行動が消極的になります。あらゆることをネガティブに捉えてしまうようになります。こうならないための習慣を4つ紹介していきましょう。
習慣1:カーテンをあけて太陽を浴びてみる
朝起きたら、まずカーテンをあけましょう。真夏でも真冬でも、どんな天気でも、勢いよくバーッと!
その日がどんな日だったとしても、カーテンをあけるというアクションが、「自分の手で1日を始める」「自分が自分の人生の主導権を握っている」という感覚を呼び起こします。もし部屋に太陽の光が差し込むのであれば、より効果的。
人間は、太陽の光を浴びることで体内時計が自然と調節され、幸福ホルモンと呼ばれる脳内物質セロトニンが生成されます。
セロトニンが活性化すると、気分が清々しくなり、意欲もアップ、集中力も高くなります。とくに午前中にセロトニンが生成されると、夜の寝つきがよくなることもわかっています。
気分が落ち込んでいるときほど、バッとカーテンをあけて、太陽の光を浴びてみる。環境と自然の力を借りて、気持ちを前向きに変えましょう。
習慣2:おなか(丹田)に両手を当てて温める
モヤモヤした気持ちが体の中にあふれているとき、とくに理由はないはずなのに元気が出ないとき、もしかしたら体の不調からきているかもしれません。ちょっと試してもらいたいのが、おなか(丹田)を両手で温めること。
丹田は、おヘソに親指を当ててちょうど小指の下あたりにあるツボです。古代中国の医学では、健康と勇気を司るとされています。
その丹田に両手を当てて温めると、内臓の動きが活発になり、エネルギー消費を高めてくれます。寒い季節はもちろん、エアコンで冷える夏にも試してもらいたいです。
ほかにも体の動きによってあなたのモヤモヤをちょっとよくする方法として、「つま先での床トントン」も紹介しておきます。
イスに座りながらつま先で床をトントンすると、ふくらはぎの筋肉が大きく伸び縮みして、全身の血流がよくなります。手足がじんわりと温かくなり、一時的に疲れやストレスが減るリラックス効果があります。