今、団地での暮らしに注目が集まっています。「リノベーションすることで割安感のある好みの住まいになる」「建物がある敷地が広くて緑が豊か」といったことがおもな理由。
家族と一緒だったり、ひとり暮らしだったり、さまざまな年代、ライフスタイルの方の団地住まいの実例を紹介している『団地で見つけた身軽で豊かな暮らし方』より、声楽家として活動する服部雅子さん(70代)の団地での暮らしをご紹介します。
ものをため込まないように、どんどん整理
すべての画像を見る(全6枚)スマートスピーカーにノートパソコン。便利なものはどんどん取り入れる主義だという服部さん。服部さんのデジタルライフの陰には、頼れる“師匠”の存在があります。
「パソコン教室の先生だったんですが、困りごとを相談すると出張して手伝ってくれたり、教えてくれたりするんです。息子は3人いますが、だれに相談してもササッと解決して『やってくれちゃう』。それじゃダメなんですよね(笑)」
家族の思い出の写真も、できるだけスキャンしてデジタル化しています。
「アルバムは重たいしかさばるし、見返すのも、なかなか大変。思いきって処分しました。スキャンしてとっておけば色あせることもありません」
リビングの片すみにはスマートスピーカーが。「ヘイSiri、モーツァルトの『すみれ』をかけて」と声をかけるだけで、音楽が流れます。「この手軽さ、本当に便利です」