「発酵生クリーム」のつくり方
濃厚なコクながら、さらりとした軽い甘さが調和するクリームは、豆乳甘麹のなせるワザ。罪悪感なく存分に楽しめるのもうれしいです。また時間と共に甘味とうま味が増してきます。
【材料(出来上がり550g分)】
- 絹豆腐 1丁(350g)
- A[豆乳甘麹200g てんさい糖50~60g ココナッツオイル(無香)90g]
- バニラエクストラクト(バニラオイルやバニラエッセンスでも代用可能) 小さじ2
【つくり方】
すべての画像を見る(全12枚)(1) 豆腐はキッチンペーパーに包んで一晩しっかりと重しをかけ、210~220gになるまで水きりをする。ココナッツオイルは固まっていたら40~50℃で湯せんして溶かす。
水きりが進まないときは、重しを増やして記載の重量まで水きりをしてください。
(2) (1)の豆腐とAを合わせて、ブレンダーかフードプロセッサーでよくかくはんする。豆腐が冷えているときは40~50℃で湯煎しながら混ぜる。全体が乳化して、ツヤが出てきたらでき上がり。
(3) 香りづけにバニラエクストラクト(バニラオイルやバニラエッセンスでも代用可能)を入れて、よく混ぜる。冷蔵庫で1~2時間よく冷やす。1日経つと味がなじみ、しっかり固まってきます。
「発酵生クリーム」は、ケーキのデコレーションやケーキに添えるソースとして使えます。冷たいままでも、少し温めてトロリとかけても。また、カカオや抹茶などを加えてフレーバークリームにしてもおいしいですし、洋菓子はもちろん和菓子やフルーツなどにも合います。
余ったクリームをそのまま冷凍すれば、使いたいときに使えます。そのままでアイスクリームとしてもいただけますよ。
「発酵生クリーム」を使った簡単おやつ
発酵生クリームを使った簡単なおやつレシピをご紹介します。
●生クリームのフルーツ和え
発酵生クリームを、桃やイチジク、シャインマスカットなどの季節のフルーツに添えれば、それだけでリッチなデザートに早変わり。フルーツのうま味を引き出すクリームで、フルーツをとことん味わい尽くしましょう。
●抹茶のムース
混ぜるだけのお手軽レシピとは思えない、リッチで濃厚なムース。濃厚抹茶味に、発酵生クリームをたっぷりかけて召し上がれ。
絹豆腐200gとココナッツオイル(無香)70g、抹茶大さじ1、塩少々、メープルシロップ大さじ3をボウルに入れ、40~50℃で湯せんしながらブレンダーでかくはん。グラスに注いで冷蔵庫で冷やし固めたら、発酵生クリームを添え、抹茶(分量外)を軽く振りかけます。
●クリームバナナシェイク
発酵生クリームとバナナは相性バツグン。冷凍バナナ1本と成分無調整豆乳50mlをミキサーにかけます。氷を入れたグラスに注いで、発酵生クリームを絞れば完成!
『麹の発酵クリームと発酵おやつ』(旭屋出版)では、麹でつくる発酵クリームレシピのほか、発酵あんこや、手づくり麹のつくり方をはじめ、それらを使った簡単おやつ、味噌、みりん、酒粕、甘酒などいろいろな発酵食材を使ったおやつのレシピも紹介しています。