壁芯表記の場合、狭い空間ほど影響は大きい
すべての画像を見る(全7枚)住居の寸法の測り方には、壁芯(へきしん、かべしん)と内法(うちのり、内寸ともいう)の2つがあります。壁芯は壁の中の中心線からの寸法。内法は壁の厚みは考慮せず、壁の内側で測った寸法です。
上の図面はわが家の着工合意図面です(赤字は筆者が書き込んだ内寸)。この最終図面では表記が変更されていますが、もともとは壁芯の寸法で表記されていました。
壁芯で寸法が記載されていたことで、わが家ではトイレで困った問題が発生しました。この問題は家のいたる所で起こりうることです。とくに狭い空間は、壁厚の影響が相対的に大きくなるので、洗面所のようなあまり広くないのに、多くの設備・家電・家具を配置するような場所は、注意が必要かもしれません。
また、広い空間でも壁いっぱいの壁面家具を、施主が手配するようなケースはもちろん、設置したい設備や家具、家電がある場合は、ハウスメーカーにしっかり伝えて図面上に記載してもらうと、施主とハウスメーカーでクロスチェックができ安心です。
地域やメーカーによって違いのある「畳」という単位も注意が必要(筆者は、1畳の短辺90mと思い込んでました)。内寸もcmの単位で確認すると、トラブル回避に役立ちます。
もし、ちゃんと確認していれば、わが家にもタンクレス+独立した手洗い場があったかもしれません。