新感覚の医療×刑事ドラマ、『院内警察』が1月12日から放送がスタートしています。主人公を演じる桐谷健太さんにドラマの見どころを聞きました。
桐谷健太さん「医者と刑事のドラマは生死に近い職業だから人気がある」
病院内のトラブルや患者からのクレーム処理、そして遺失物の受付や捜査、迷子の対応まで、交番の警察官がするような業務を病院で行う“院内交番”。現在、全国300以上の病院に設置されている民間組織ですが、日本ではまだあまり聞きなじみがありません。『院内警察』は、この院内交番に常駐している“院内刑事”にスポットを当てた新感覚の医療×刑事ドラマです。
原作は『ヤングチャンピオン・コミックス』で連載中の『院内警察~アスクレピオスの蛇~』(原作:酒井 義・漫画:林 いち)で、主人公の武良井(むらい)治を桐谷健太さんが演じています。
●武良井の魅力が伝わるように演じていきたい
「偶然にも2~3年前に、医療モノと刑事モノが一緒になったドラマがあったらいいなと考えていました。日本でも海外でも、医者と刑事のドラマは普遍的な人気がありますよね。それは、どちらも生死に近い職業だからなのではないかと思うんです。僕はオファーをいただいてから原作の存在を知ったんですけど、患者さんや職員さんの人間ドラマでもあり、院内刑事が謎を解いていくミステリーでもあり、サスペンスでもあるので、とても興味が湧きました」
院内刑事は警察OBや定年退職者が配属されることがほとんどですが、武良井は若手ながら、警視庁捜査一課刑事を辞めて阿栖暮(あすくれ)総合病院の院内刑事として働いている珍しい存在です。
「武良井はひょうひょうとしていて、口が悪いところもありますが、思いやりにあふれていたり、とある過去を抱えていたり、いろいろな側面をもっています。それだけに、原作では描かれていないところを自分なりに想像して膨らませながら、武良井の魅力が視聴者の皆さんに伝わるように演じていきたいと思います」