●夫が下した決断とは?

夫婦での話し合い
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両親からの話があったあと、夫にもし移住したら…という生活のイメージを話しました。

ただ、私は移住を望んでいますが、夫の立場からすると「まったく知らない土地での新しい仕事と生活」や「親族も友人も知り合いも近くにいない」、「今まで働いていた11年間のキャリアを手離す」といったデメリットもあって、いいことばかりでもないと思いました。

そこで、移住でのメリットをアピールしたり、無理な説得は行わず、あえてあまり多くは話さずに、しばらく夫に考えてもらうことに。

●まず行動したことは家づくり・土地探し

それから、1~2週間たった頃、夫から「あっちに移住しようか」と返事がありました。

移住することを決断してから取りかかったのは、「住まい」に関してでした。都市部ではマンション購入を検討していましたが、地方となるとマンションのメリット(売却できる点など)はあまり感じられなかったので、戸建てを建てることに。そう決まってからは、ハウスメーカー決めと土地探しを並行して行いました。

ただ、当時住んでいた場所から移住先は車で約1時間半のところです。私がちょうど仕事を辞めたタイミングでもあったので、夫の休みの度に2人で土地探しやハウスメーカーの見学・打ち合わせに車で向かう休日がしばらく続きました。

移住の話があってから約1年後には家が完成し、引越しも無事に完了。移住してから約2年たった今の生活は快適です。心にも余裕が持てるようになりました。夫にとっては人生の中でも大きな決断のタイミングだったと思います。決断してくれたこと、本当に感謝しています。

筆者のように親からの誘いがきっかけでなくとも、小さい子どもを育てる子育て期にこそほどよい田舎に移住するという選択もいいのではないでしょうか。

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