50代ともなれば、自分の体の調子に敏感になりたいもの。メンテナンスも欠かせません。検査が体をケアするきっかけになったというのは、元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さん。詳しく伺いました。

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50代になったら、日々「自分の体」のメンテナンスを

49後半~51歳前半は、検査や手術を含め、自分でも驚くほど病院に通いました。
それまでは元気が取り柄。とくに異変も感じていなかったので、病気とは縁がないと思っていました。
ただ、周囲の方の病気が重なったのをきっかけに、そろそろ私も…と検査を受けました。すると、あらら、思ったよりも、いろいろとあるじゃないですか。

自分の体を機械にたとえたら、50年もがんばって動き続けたのだから、どこかしら修理や油をさすなど、メンテナンスが必要なことも理解できます。
がっかりもするし、大変なこともあるけれど、私の場合は悪いことばかりではありませんでした。

検査結果
検査結果に愕然…※写真はイメージです
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今となっては、あのときに検査を受けてよかった。そうでなければ、なにもしなかっただろうし、あれもこれも先延ばしにしていただろうと、ぞっとしたりもします。

また検査や治療を繰り返し、自分の弱いところを知ることができたことも、その後の生活に役に立っています。
今回は、「私の場合」の検査とメンテナンスについてご紹介します。

 

●1:「去年検査したから」ではなく、弱点は何度も検査する

検査
※写真はイメージです

昨年、検査だけのつもりだった大腸検査でポリープが2つ見つかり、そのまま取っていただきました。そして5月上旬「憩室」という状態に。

大腸は自分の弱点のひとつらしいと認識し、今年も再度検査。するとまたひとつ、ポリープが見つかり切除することに。これまでの私でしたら、1年しか経っていないのだし…と、気がゆるむところですが、きちんと再検査してよかったです。

 その後、食事を含め、日々の腸の調子に意識を向けるようになり、自分の体に気をつけるひとつのきっかけになったと思っています。

 

●2:治療を先延ばしにしていいことなし

数年、いつも同じところに粉瘤(アテローム)と言われるイボのようなものができていました。
小さいうちに対処をすれば、日帰り手術で縫うこともなく簡単に切除できるので、病院でもすすめられましたが、抗生物質を飲んだり塗ったりすれば落ち着いていたので、忙しさを理由に、そのときそのときの処置ですませていたのです。
実際は根本的な解決にはならず、その後、粉瘤が破裂してしまいました。

入院
※写真はイメージです

結果、炎症が治まるのを待ち、別日に手術。抜糸と通院や完治に、かえって時間を要することに(あくまでも個人的な例です)。

体に異変を見つけたら、先延ばしにしてもいいことはないと思い知りました。早めに病院に相談したり、対処しましょう……と自分に言い聞かせるきっかけになりました。