元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さん。今回は病気で「食べられなくなった」経験をもとに、具合が悪くても口にできたものや、もらってうれしかったものについて教えてくれました。
病気のとき、スープやゼリー飲料の差し入れに感激!
5月の上旬。お腹の右側に痛みを感じました。以前一度だけ似たような感覚があり、そのときには盲腸との診断で、薬で散らしたことがありました。今回もそうかと思って病院に行くと、「憩室炎」との診断。消化管壁の一部が外側に突出し、袋状になったところに細菌が増え、炎症を起こす病気です。
初めて耳にする病名でしたが、周囲では「過去に経験があります」「家族もなり、入院しました」と案外少なくない様子。
これまで病院のお世話になることが少ない方だと思うのですが、50代に入りポリープを取ったり、粉瘤(ふんりゅう)というできものを取る手術をしたり、ほかにも疑われる病気の定期健診など、やたらと病院にかかっています。今回はさらに新しい病気が追加で、正直がっかりしてしまいます。
憩室炎の対処法として、絶食&腸管安静が必要。入院をすすめられましたが、病院が家の近くだったこともあり、毎日点滴に通い、家では水分摂取メインで1週間を過ごしました。
●ゼリー飲料にコーン茶、アーモンドミルクなど飽きないように味を変える
すべての画像を見る(全6枚)毎日点滴に2~3時間かかりますが、抗生物質以外に栄養点滴の追加を自らお願いしました。これだけで、体はずいぶんラクになります。
とはいえ、日常生活にはカロリーが必要。まずはゼリー飲料を大量購入しました。
食べない=あまり味を楽しめないので、飲み物の種類も増やして飽きないように工夫。
のちのちは、アーモンドミルクや、味つきの豆乳なども、お茶とは違って満足感がありました。