好きなものに囲まれてもすっきり見せる3つのルール
●1:見せる収納は色や素材をそろえる
「お気に入りは『見せる収納』にしていますが、トーンや素材をそろえると全体がすっきり見えます」。見えないところは多少乱雑でもOKというのが山中さん流。
●2:余白をつくると整って見える
白い空間に少しだけ好きなものを飾ると、ものが引き立って、自分の「好き」がくっきりするそう。「目線より高い場所に並べると、目立ちすぎず、いいバランスになります」
●3:悪目立ちするものは隠す
すべての画像を見る(全4枚)ポータブルテレビの前には、ジャケットのデザインがおしゃれなレコードを。「黒光りする家電の質感は意外と気になるもの。使わないときには目隠ししています」
<山中さんの持つ/手放すストーリー>
30代:2DK・45㎡の団地に家族4人で暮らす。日々の生活でお金に余裕がなかったこともあり、ものは買わず、あるもので工夫をしていた。
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40代:現在の自宅マンション(約70㎡)に引っ越す。部屋は広くなったが、成長に合わせて子どものものがどんどん増えたため自分のものは最小限に。
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50代:49歳で始めた服づくりの仕事が軌道に乗る。子どもたちも独立したため、二男の部屋を作業部屋に改装。徐々に集めていた古道具を手放し始める。
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60代:67歳で、賃貸の平屋と自宅の2拠点生活に。自宅の家具などを一部移し、必要最小限のもので暮らしを楽しむ。今後は自宅のものも手放していく予定。
『これからの暮らし by ESSE vol.06』では、今回紹介した以外にも、60代以上の暮らし上手さんの「ものの持ち方手放し方」、後悔しない「終の棲家(すみか)」の選び方、若々しい肌&体をつくる「整え」美容、村上祥子さんの冷凍パックごはんなど、暮らしに役立つ情報が満載です。