●5.トイレタリーは小分け・サンプルを利用
すべての画像を見る(全8枚)私は化粧品を使いませんが、多くの女性はさまざまなコスメを使用していますよね。普段使っている製品サイズのものはかさばるので、専用ボトルに小分けするか、サンプルを持って行ってください。
肌が弱いなど特殊な理由がない限り、使うコスメに対するこだわりは捨てましょう。ホテルのアメニティを利用すれば、わざわざ自分でスキンケア製品をもっていく必要はありません。
私の娘はコスメにこだわりがあり、ヘアケア、スキンケア、ボディケア、すべて普段自分が使っているものを旅先に持っていくので、ものすごく荷物が増えます。
●6.普段自分が使わないものは入れない
いつも自分が使っていて手放せないものだけを荷物に入れてください。「もしかしたら」「万が一のときのために」と考え出して荷造りすると、荷物はどんどん大きくなります。
旅行は普段とは違うから、もしかしたら体調を崩すかもしれないと、複数の薬を用意する、日本の食べ物が恋しくなるかもしれないからフリーズドライのみそ汁を詰め込む。このような品は、たいてい出番がありません。
私は普段薬もコスメも使わないので、パーソナルケア製品は、歯の手入れに使うものしか持参しませんでした。
●7.デジタルの利用
パスポートや飛行機のEチケットは、デジタルコピーだけでなく、プリントアウトしたものも、持っていたほうがいいと思います。しかし、仕事で使う資料や、旅先で読む本、身の回りのことをメモするノートなどは、デジタル化してしまったほうが荷物が増えません。
5年前に日本に帰ったとき、私は大きなスケジュール帳を使っていたので、該当の日付の部分だけコピーしてスーツケースに入れました。しかし今回、スケジュールはGoogleカレンダーとデジタルプランナーで管理していたので、紙のノートを持ち歩く必要がなく、その分、荷物を減らせました。
以上、旅の荷物を小さくするコツを紹介しました。衣類だけでなく、小物も、パッキングキューブ(収納袋)に入れてしまうと、荷物のかさを減らせますし(重量は変わりません)。素早く荷造り・荷ほどきができるのでお試しください。
筆子さんの著書『50歳からのミニマリスト宣言!』(扶桑社)では、ここで紹介した以外にも、上手なものの減らし方や、ミニマリストになってよかったこと、体と心の健康を保つコツなど、これからの暮らしに役立つ内容をたっぷり掲載しています。