自宅で露天風呂気分を味わいたい。でも、家を建てる場所は、周りを家に囲まれた住宅密集地。1年前にハウスメーカーで36坪の平屋の家を建てた日刊住まいライターは、目隠しフェンスとパーゴラで周囲からの視線をシャットアウトすることに。湯船につかりながら四季折々の坪庭と、空を眺めるバスタイムを満喫しています。浴室が広く感じる工夫も紹介。
すべての画像を見る(全11枚)露天風呂みたいなお風呂にしたい。でも周りは家だらけ
筆者は、1年前に大手ハウスメーカーで延床面積36坪の平屋を建てました。家族構成は夫と子ども1人(1歳)の3人暮らしです。
マイホームを建てたいと思ったときから、かなえたい夢がありました。それは露天風呂のように、庭を眺めながら湯船につかることのできる浴室。しかし、わが家の配置は、東西南北どの方向を見ても隣家が建っている場所です。
そして、最終的に決まった位置は、上の写真の場所。やはり、お向かいの家、お隣の家、斜め向かいの家、それぞれから丸見えになってしまう位置でした。
目隠しフェンスとバーゴラで視線をシャットアウト
ハウスメーカーからの提案もあり、浴室専用の庭を目隠しフェンスで隠す、という手法をとりました。
しかし、目隠しフェンスで囲っただけは不十分。斜め向かいの家の2階からも、わが家の浴室がのぞき込める角度にあったからです。
そこで、バーゴラ屋根と呼ばれる屋根で、上からの視線をさえぎることに。
バーゴラとはイタリア語の『ぶどう棚』が語源。その語源のとおり、一般的には植物などを絡ませて、日影をつくるために使われることが多いそうです。完全な日除けにならず、雨も通すので、庭に設置するのには適しています。
写真のように、板を縦に並べたような形状なので、斜め上の角度からは、まったくのぞくことができません。しかし、湯船につかって見上げると、昼は青空、夜は月や星を眺めることができます。