●なかなか勇気が出ない
血はすぐ止まったので気を取り直し説明会は再開。新たに渡された袋をあけると注射器が入っていました。
人生で初めて触る本物の注射器に少しテンションも上がりつつ…。
練習ではホルモン剤を実際に打つことはできないので、人の体液とほぼ同じ成分の生理食塩水を注射で吸ってスタンバイしました。
いざおなかを出して、打つときはカーテンで仕きられた半個室で一人一人丁寧に看護師さんにチェックしていただきました。
すべての画像を見る(全6枚)自分の番になり、細い針とはいえ自分自身に刺すのは本当にドキドキ。
なかなか勇気がでず躊躇しましたが、気合いを入れておなかをつまみ、エイっと注射針を刺してなんとか生理食塩水を注入しました。
こ、こんなドキドキを毎回味わうなんて…ととても疲れたのを覚えています。
●メガネ(夫)は痛いことしなくていいな
その後毎月、決まった時間に何日か続けて打つので自己注射自体は慣れましたが、おなかの皮膚が内出血で何か所も青くなってナーバスになったものです。
メガネ(夫)はとくに投薬や処置等がなかったのでよかったのですが、
「この人は決まった時間に毎日お薬を飲むこともなく。副作用に悩まされることもなく。注射や痛いこともなく…気楽で不妊治療についても考えることも少なくていいなぁ…」
なんて、思ってもしょうがないことをとても考えてしまいました。