コンパクトなキッチンでも圧迫感がなくて、家事のモチベーションを下げない。そのうえ、家事がなにかとやりやすい。そんなうれしい環境を実現するためのアイデアを、8年前に建売住宅を購入して、夫婦で暮らしている日刊住まいライターが紹介。このアイデアのおかげで、台所仕事の苦手意識がなくなりました。

キッチン全景
キッチン家事が楽しくなるよう、見た目と利便性にこだわった筆者のキッチン
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小さなキッチン&小さな食器棚でやりくりをする

キッチンのプラン

わが家のキッチンは広さおよそ6㎡。ここには大きな収納が3つあります。それは、天井からのつり戸棚と背の低い食器棚、そしてシンク下の引き出しです。

筆者はこの3つを駆使して、大型の食器棚を置かずに必要なものを管理。コンパクトでも広く使えるように、すっきり使いやすいキッチンを追求しています。

じつは以前は、背の高い大型の食器棚を置いていました。コンパクトなものに変えたことで、工夫は必要ですが、キッチンが広くなり、動きやすくなりました。

 

食器棚

現在利用している食器棚のおよそのサイズは、幅120×奥行42×高さ87cm。

背が高いと小さなキッチンでは圧迫感が出るので、目線より低いタイプを選びました。ただし、持てる食器の量は限られてしまうので、以下のような工夫をしています。

 

●食器を買うときは必ず手放してから

あらたに欲しい食器に出会ったら、本当に使うのかを吟味し、そのうえで購入する前に不要なものを処分。スペースをあけるよう心がけています。

 

●来客用のブランド食器は思いきって処分

どちらかというと、だれかの家におジャマすることが多い筆者。年に数回しか招かない客人のために、ブランド食器を保管するスペースはもったいない。そこで、処分しました。

気心の知れた客人へは、「ちょっとよく見えるもの」で対応すれば十分。普段酷使しているものではなくて、新しくてきれいに見えて、デザインがかわいい食器でおもてなしすることに。

 

●コーディネートしやすいようデザインを合わせながら購入

筆者は食器を「洋服の着回し」と同じような考え方でそろえています。手持ちのアイテムとできるだけ数多く組み合わせができることを重視。そうやって、フレキシブルに器が使える仕組みにしておけば、たくさんの数を持たずともやりくりできます。