●治療をがんばってきた自分を認めてあげて
医師の立場として厳しいことをお伝えするならば、妊活は、30代後半でもなるべく早く、と言われるタイミングです。ですが、早めに妊活をしたとしても必ず妊娠できるとは限らないので、不妊は難しい問題です。
すべての画像を見る(全5枚)ただ、ひとつ言えるのは、相談者さんはこれまで立派にがんばってきたこと。自活できるまで仕事をし、結果は実らなかったとはいえ不妊治療に向き合ってきた事実があります。そして今は不妊治療をともに歩んできた理解あるパートナーの方がそばにいる。それはすてきなことだと思いませんか?
私の周りには子どもがいてもいなくても、「最期はだれもがひとり」と覚悟をもっている女性が何人もいます。子どもを産み育てるだけが女性の人生ではありません。今ある幸せに目を向け、感謝する気持ちを大切に。時間はかかるかもしれませんが、相談者さんの悲しみが癒える日が来ることを願っています。
●今月のフェムテックアイテム
デリケートゾーンのムレを防いで快適に保つ、おりもの専用シート。表面は、年を重ねて敏感さが増す肌にも、刺激になりにくい天然コットン100%です。
・サラサーティ コットン100 56個入 420円(小林製薬)