不調が続くものの、病院に行くほどではない、病院に行っても原因がはっきりしない...。その不調はもしかすると自律神経の乱れからくるものかもしれません。今回は、医師の久手堅 司さんに、自律神経が整う「朝のルーティン」を教えてもらいました。今すぐできる生活習慣を取り入れて自律神経を整え、心と体をすっきりさせましょう!

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自律神経が整う!朝のルーティン

体調がすぐれない女性
その不調、もしかすると自律神経の乱れからかも…(※画像はイメージです)
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ここでは、自律神経のバランスが整うルーティンを紹介します。どれも簡単に行えるものばかりなので、自律神経整えサポート執事のアドバイスにしたがって実践してみましょう!

●起床時:日光を浴びて、コップ1杯のさゆを飲む

朝の太陽光は体内時計をリセットし、副交感神経から交感神経へ自律神経を切り替えるセロトニン分泌を促す働きが。「また、コップ1杯のさゆを飲めば、内臓温度が1℃上がり、基礎代謝も10~20%アップします」(久手堅先生、以下同)

●朝食:決まった時間にゆっくり食べる

朝食は決まった時間にゆっくり食べる

1日のリズムをつくるために大切にしたいのが朝食。毎日同じ時間に規則正しく食べることで体内時計を正常に保ち、自律神経の働きをよくします。

「食べるときは、よくかむ(ひと口20回ほど)こと、ゆっくり食べることを意識して」

<おすすめの食材はコレ!>

最強フードは「ヨーグルト+バナナ」
バナナは、「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを合成するのに必要な栄養素がすべて含まれる優秀な食材。朝食べることで交感神経のスイッチを入れる役目も。ヨーグルトと合わせて食べると腸内環境も整います。その他にも、ナッツ類・魚類・肉類・ホウレンソウ・キノコ類・海藻類・卵・発酵食品・抹茶も効果的です。

●通勤:適度なウォーキングは効果的!目標は1日1万歩

通勤は適度なウォーキングが効果的!目標は1日1万歩

運動をする時間がとれない人は通勤時に歩いて移動することを心がけて。

「とくに階段の上り下りは体の血流をよくし、自律神経の乱れ防止に。万歩計などで歩数を意識すると続けやすくなります。ただし、激しすぎる運動は自律神経の乱れにつながるので、気をつけて」

【更年期は自律神経が乱れやすくなる?】

女性ホルモンと自律神経は互いに影響し合っています。そのため、更年期に見られる女性ホルモン量の低下は、自律神経のバランスを乱す原因にも。婦人科で治療を受けることで、自律神経の乱れが改善するケースもあります。