キッチンの壁紙は黒。渋くて落ち着く空間に

キッチンの黒い壁紙
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キッチンの壁紙は、ほぼ黒です。ちなみに天井は、木の下り天井(天井がほかよりも低くなっている)を採用。

壁紙が黒だと、圧迫感が出たり、料理がおいしく見えなかったりしないかな…。完成まで不安でした。しかし、じっさはなんの問題もなく、渋いカフェのような空間になりました。

キッチンに、この黒い壁紙を選んだ理由は、傷や汚れが目立ちにくいから。また、ここと、リビングやキッチンに採用したドアの雰囲気と合わせたかったからです。

 

ドアとキッチンの壁紙の比較

この壁紙を見つけたときは、「これだ!」と思った反面、「黒い壁紙の部屋ってどうなん?」との疑問があったのも正直なところ。グレーならまだしも、黒は収縮色なので、キッチンが狭く感じるのではと思いました。

しかも、アクセントとして部分的に使うのではなく、キッチンの壁2面に使うという大胆さ。しかし、心配した圧迫感は気にならず、渋くてホッとするカフェのような空間になりました。

 

キッチンの一角

じつはこのキッチンの一角は、筆者のワークスペースになっています。壁色が黒いと、気分が落ち着いて、とても仕事に集中できますね。これは実際に暮らしてみて気づいた、意外な効果でした。

 

ドア枠、巾木、窓枠もアイボリーを選択

家づくり当初は、ドア枠、巾木、窓枠については、白を選んでいました。業者から「今選んでいる室内ドアに合うドア枠の色は白しかない」と言われ、すべて白で統一することにしたのです。

しかし、白の巾木やドア枠は汚れが目立つと聞いたことがあり、なんとかしたいとカタログを見ていたら、クリーム色で木目調のドア枠を見つけました。リクシルの「クリエアイボリー」という色です。

ドアの色との相性についてはわかりませんでしたが、真っ白のドア枠や巾木がどうしても筆者はイヤだったので、クリエアイボリーに急きょ変更することに。

 

巾木

この選択が大成功。アイボリーなので、白より落ち着いて見えます。さらに、木目模様が入っていることで、汚れが目立ちにくい効果も。上に貼ったアイボリーの壁紙との相性もよい様子。

 

ドアの枠

心配していたドアとの相性もばっちりでした。

白い色を減らしてさまざまな色の壁紙を使ったり、業者の勧めに反対して白いドア枠と巾木をやめたり。セオリー度外視で挑戦したので、家が完成するまでどうなるか不安もありました。

しかし、完成したら意外とまとまりのあるテイストになり、白が少ないことで落ち着く空間になったと思います。

実際、わが家にハウスクリーニングで訪れた業者が「この家は白が少ないから、目がチカチカせず落ち着いててよいですね」と言ってくれました。真っ白じゃないことで、使い古したような味わいが出て、落ち着き感が出たのかなと思います。

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