70代からの心地いい人間関係

次に、70代の人間関係について、真藤眞榮さん、もののはずみさんに教えてもらいました。

●義務的な人づきあいをやめました(真藤眞榮さん)

70歳で自宅を売却し、現在は高齢者向けのサービスつき住宅(分譲マンション)にお住いの真藤眞榮さん。30~50代は、シングルマザーとして育児や仕事に追われ、定年退職後は母親の介護に多忙な日々を過ごされました。この数年で疲れてしまう義務的な人づきあいをやめたそう。

真藤眞榮さん
SNSで毎晩報告する真藤眞榮さん
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義務感で出す定型のあいさつより、今の自分を知ってほしいから、「転居後の日々はフェイスブックで『隠居見習い帖』として発信しています」

<「友達のみ公開」でセキュリティも意識>

食べたものや、行ったスポーツを毎晩22時頃にアップ。家族や仲のいい人との交流用なので、公開範囲は限定して。

<新しい友達との交流、盛んです>

引っ越して3年、今の人間関係を大切にしています。「新たなお友達と、互いの好きなものを贈り合ったり、一緒にお出かけすることが楽しいんです」

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70代が「疲れる人づきあい」でやめたこと。年賀状はやめてSNSを毎晩更新

●終活を意識し、お中元やお歳暮をやめました(もののはずみさん)

74歳の夫、97歳の義母、46歳の息子の4人で暮らす、71歳のYouTuber・もののはずみさん。老いとうまくつき合いながら日々を楽しく暮らすもののはずみさんの、シニア世代の家族暮らしのヒントを綴った『71歳、74歳夫と97歳義母と大人だけで楽しく暮らす』(ワニブックス)が話題を集めています。

「人間関係は、60代後半からずいぶんスリムになりました。知人へのお中元やお歳暮は先方より『お互いに終わりにしませんか?』と申し出があり、そうすることに。娘たちの嫁ぎ先とは昨年連絡を取り合って、やめることにしました。

年賀状は夫の担当ですが、私のきょうだいとは昨年暮れに電話で話し、今年から出さないことに。友人とはスマホのメールで年始の挨拶をしています。

整理が進むと、不思議と新しいことを始めたくなりますね。ウォーキングを習慣にする、畑仕事をする…。終活が未来を考えるいい機会にもなりました」

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71歳、終活で「手放すもの・残すもの」。お中元やお歳暮、年賀状もやめた
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