メリット3.床の高さを変えれば、それぞれが居場所に
すべての画像を見る(全8枚)建具がない間取りですが、土間の高さを基準に+40cmの和室、+16㎝の吹き抜けリビングがあります。また、土間キッチンも段下がりになっているのでリビングと目線が合うようになっています。
それぞれ床の高さ、天井高が違う空間になっているので、ワンルームとはいえ、おのおの好きな場所で過ごすことができています(この夏の猛暑には土間がヒヤッと気持ちいいようで、子どもとネコは土間に転がっていました)。
とくに和室は腰掛けられる高さ(40cm)にしてよかったです。ふと座れる場所になりましたし、天井高が相対的に低いので落ち着く空間になりました。
ハウスメーカーの担当者からは、バリアフリーや危険性の観点から床面はフラットがよいと言われましたが、こういった変化をつけることで、住み心地がとてもよくなったと思っています。
たったひとつの後悔は…窓を連続にしたかった
広く感じられる工夫はしたものの、後悔していることがひとつあります。
LDKだけでいうと約14畳と、決して広いとは言えないわが家。そのためリビングにある2つの窓をつなげて、外とのつながりを出そうと考えていました。しかし窓と窓の間には壁ができてしまいました。この壁がなければ、もっと広く感じることができたはず。
理由は「耐震性」の確保のため。木造のわが家では必ずここに耐力壁が必要とのことでした。住んでみると、「なにかほかに方法はなかったのかなぁ」と、思うことも。
それはそれとして、通り土間と段差で仕切るだけの間取りにして、よかったと感じています。