限られた延床面積では、広いLDKをつくるのが難しいもの。半年前に地元工務店で家を建てた日刊住まいライターは、老後の暮らしを考え、LDKのほか水回りやランドリールームも1階にプラン。結果、LDKは16.5畳しかとれませんでした。しかし、吹き抜けや天窓をつくり、ガラス扉やリビング階段を採用するなどして、訪れた人も驚くような広々とした空間になりました。家づくりで行った、3つの工夫を紹介します。

LDK
吹き抜けと天窓から降り注ぐ光で、16.5畳とは思えないほどの広がりを感じる筆者の家のLDK
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LDKの広さより1階部分に希望を詰め込むことを優先

キッチンからLDを見る

わが家は筆者と夫のふたり暮らし。現在、夫婦ともに30歳です。半年ほど前に、地元の工務店で建てた、延床面積39坪の注文住宅が完成。賃貸アパートから住み替えました。

わが家は、20畳以上のLDKに憧れていました。しかし、予算やスペースの制約から16.5畳に収まりました。延床面積39坪というと、もう少し広いLDKにできるのではないかと思われる人もいるでしょう。16.5畳になった理由は、1階部分に筆者の希望を詰め込んだためです。

1階部分に詰め込んだ希望とは、以下のとおりです。

・2台分のインナーガレージ
・土間収納
・水回り(トイレ、お風呂、洗面所)
・ランドリールーム
・パントリー
・ファミリークローゼット

この希望を満たしつつ、20畳以上のLDKにするには、設計士から「LDKを2階」もしくはお風呂などの「水回りを2階」にすることを提案されました。

悩んだ結果、LDKと水回りはともに1階へ。老後は1階部分で生活できるようにと考え、20畳以上のLDKは諦めて、スペースを削ることにしたのです。

ただし、その限られたスペースのLDKに、広く見せる工夫を取り入れました。おかげで来客時に「16.5畳に見えない!」と驚かれるほど、開放感ある空間を実現できました。

 

工夫1.吹き抜けと天窓を設けて視覚的な広がりを

吹き抜けと天窓

まず1つ目のポイントは「吹き抜けと天窓」を活用したことです。

吹き抜けを設けることで、上部の空間と下のLDKをつなげる視覚効果が生まれました。さらに、天窓から差し込む自然光が空間を明るくし、広く感じさせてくれます。

 

天窓

心配していたのは「夏は暑くて、冬は寒いのではないか?」という問題。「吹き抜け」と「天窓」のどちらも、エアコンの効きが悪くなることや断熱性が下がると聞いていたため、心配でした。

しかし実際は、夏と冬の両方を経験して、どちらも快適に過ごせています。わが家はZEH(ゼロエネルギーハウスの略)の基準を満たしています。家自体の断熱などがしっかりしていると、問題ないのだと感じました。