スライドドアが1枚あるだけで、効果を実感
すべての画像を見る(全10枚)こちらは、リビングと階段室を仕切るスライドドアを途中まで閉めたときの様子です。床にドアのレールによる段差をつくりたくなかったので、つり扉を採用。おかげで歩いていても、引っかかりはありません。
スライドドア1枚で仕切っただけですが、その効果は絶大。2階からの音もかなりさえぎってくれるし、エアコンの効きのよさも実感しています。
設計士からは「ドア1枚あれば、涼しい空気が逃げにくい」と聞いていました。実際暮らしてみて、エアコンをつけていない2階からつけている1階に降りると…。はたして、一気に汗がひくほど冷えていることを実感します。
また、「(エアコンなどであたためた)暖かい空気は上にいくので、オープンなリビング階段だと、暖房の効率が悪くなる」とのこと。ドアがあることで、節約にも役立っていると思います。
においについても、効果を実感。以前2階から1階に降りて扉を開いたら、「さっき焼いた魚のにおいがした」ということがありました。これは、においが2階に上がるのをちゃんと防いでくれているということ。
家づくりの際に扉をつけておいてよかったなと、暮らしてしみじみ感じています。
スライドドアのいいところは、開き戸と異なり、開閉分の床スペースが不要であること。ドア付近の床にものを置けない、ということもないし、あけっ放しにした際に、扉がジャマになりません。
こちらは扉を完全に閉めたときの様子。スライドドアはハイドア(天井まで高さがあるもの)にして、ほかの建具と色を合わせたので、非常にスッキリと見えます。
ありがちなデメリットを気にして、リビング階段の採用を迷っている。そんな場合は、リビングと階段室をドアで仕切る仕組みを取り入れてみてはいかがでしょうか。