●ゴールから逆算。限られた人生をどう生きるか意識する
すべての画像を見る(全3枚)「『最高の人生の見つけ方』という映画があります。余命半年の宣告を受けた老人2人が、死ぬ前にやりたいことリストをつくって、片っ端からやりたいことをやる旅に出る、という物語です。
コーチングは、まずゴールを決めてから、それに向かって行動力を上げていくという、逆算の思考法です。まさにこの映画のとおり、人は死というゴールを意識したとたん、限られた生を思いきり生きるようになるわけです。
私が45歳の時、人生80年だとして、自分に残された日はあと何日になるのか数えてみたら、12780日でした。でも、自分があと20年生きるのか、明日突然寿命が来るのかなんて本当のところはわからないですよね。
私のコーチングのスローガンは、『やりたいことは全部やる! 自分の人生』です。たとえ志半ばで亡くなったとしても、好きなことを精いっぱいやって、生きがいを感じながら人生をまっとうできたら、『ああ、この人はこういう生き方をしたよね』と、周りの人たちには影響や教訓が残るはずです。だから、自分にとって最高の人生を一生懸命に生きましょうね、と私は常々皆さんにお伝えしているんです」
ワタナベ薫さんが紹介した「ゴールを自分で設定し、そこから逆算して行動力を上げる」といった方法。こうしたコーチングのノウハウを、気軽に書き込みながら体感できる手帳があります。
「私のコーチングセミナーにもとづいたさまざまなワークを掲載している『未来手帳』です。今回で9年目になりますが、ダイアリーとして使えるのはもちろん、たくさんの質問に答えて書き込んでいくうちに、自分の潜在意識を刺激して、本当の願望や理想の人生が見えてくるというものです。
また、かなえたい夢や理想を具体的にイメージして、そのゴールを手帳に書き込むことで、理想を現実にしようとする意識が高まって、ゴールから逆算しておのずと行動力がアップするという効果があります」