壮大なスケールで展開され、だれが敵か味方か分からない緊張感に溢れた物語に、毎回大きな話題となっている日曜劇場『VIVANT(ヴィヴァン)』。SNSなどで考察やストーリー予測を呟く視聴者も多く、さらに第9話の放送前には緊急生放送が組まれるなど、盛り上がりを見せています。
そのノベライズが発売され、こちらも大きな話題に。ドラマをさらに楽しめる、ノベライズの魅力をご紹介します。
本日最終回を迎える『VIVANT』。ノベライズで細かい伏線を振り返る
豪華俳優陣が出演していることはもちろん、先の読めない怒涛の展開がSNSなどでも話題になっている本作。完全オリジナルストーリーである本作の原作と演出を務めているのは、『半沢直樹』シリーズなど、数多くの大ヒットドラマを手がけてきた福澤克雄監督です。
本日いよいよ最終回を迎えますが、回収されていない伏線もまだまだある状況。ほかにも裏切者が潜んでいるのではないか? 序盤から度々出てくる「赤飯」は、一体どんな意味があるのか? など、謎はたくさん残されています。
SNSなどでは、最終回に向けて、そうした未回収の伏線を振り返ったり、情報を整理するファンも多く見受けられます。そんな熱心な“考察班”にも好評なのが、ドラマの公式ノベライズ本です。思いがけない箇所に伏線が張られていることが多く、人間関係も複雑で情報量の多い本作ですが、ドラマと合わせてノベライズを読むことでさらに楽しめる! と話題になり、発売前から重版が決定。現在、上下巻合わせて15万部を突破しています。
発売中の上巻には、「ノベライズ読んだことで、緻密に張り巡らされている伏線や、敵味方が入れ替わる登場人物たちの関係性をすっきり理解することができた」「ドラマだけでは分からなかった考察ポイントに気づくことができた」「プロローグでは、主人公・乃木憂助の父である乃木卓の視点で書かれており、彼の心情をより理解できる」「乃木と彼のもうひとつの人格Fの会話が分かりやすい」といった声が多く寄せられています。
●ファンにはたまらないポイントが満載
今回のノベライズには、『VIVANT』ファンにはたまらないポイントがまだまだあります。本のカバーは、なんと台本と同じものが使用されているんです(上巻が2話の台本、下巻が8話の台本)。
そして下巻には、福澤克雄監督へのインタビュー「特別収録 福澤克雄監督、『VIVANT』を語る。」を掲載。バルカ共和国で警察から逃げる乃木や公安の野崎を助け、その八面六臂の活躍にファン人気も高いキャラクター・ドラムの誕生秘話にも触れているので見逃せない内容となっています。
ドラマとは違った『VIVANT』の魅力を楽しむことができる1冊。下巻は9月21日(木)発売。上巻と合わせてチェックしてみてください。
『日曜劇場 VIVANT(上)』『日曜劇場 VIVANT(下)』
原作:福澤 克雄/ノベライズ:蒔田 陽平
定価:各1,100円(本体1,000円+税10%)
文庫判:(上巻)380ページ(下巻)320ページ