子ども部屋は個室に。将来必要なプライバシーを考慮

子ども部屋
すべての画像を見る(全9枚)

2階のもう1つのスペースは子ども部屋です。開放感を優先して半オープンのスペースになった主寝室に対し、子ども部屋は個室にしました。

夫婦と現在小学生の息子1人という、3人家族のわが家。リノベーション当時は小学校低学年で個室の必要性はありませんでした。しかし、成長に合わせたプライバシーを尊重しようと考えたのです。

ただ、個室を与えることと、十分な広さの個室を与えるのは、また別の話。ベッドと小さいデスクを置けるだけの最小限のスペースとしました(広さ約6㎡)。

 

1階の屋根裏のスペース

小さな個室となった子ども部屋ですが、ひとつ、リノベーションならではの楽しいプランを実現できました。部分2階であるわが家。既存の1階屋根裏のスペース一部を、子ども部屋に取り込むことができたのです。

おかげで最小限の個室にプラスして、天井の低い「秘密基地」のようなスペースが加わりました。これで、空間としては少し広くなり圧迫感が減少。息子はちょっと変わったこのスペースが気に入っているようです。

 

あえて、子ども部屋につくりつけの収納はなしに

子ども部屋のベッド

1階の元屋根裏スペースが加わって、少し広い空間となった子ども部屋ですが、やはり基本的には小さな個室。天井の低いスペースにおもちゃを収納することはできても、日常生活に必要な学習道具や私物、服の収納には使えません。

 

学習道具の収納場所

この状況を見越して、リノベーションプランの段階で対応策を計画。学習道具や私物は1階のリビング横の収納スペース(約5㎡ほどの小部屋型のスペース)に、服は2階の半オープンスペースのウォークインクローゼットに収納するようにしています。

子ども部屋につくりつけの収納を設置しないことを踏まえて、家全体の収納計画を立てたことが功を奏しました。住み始めてから今までで、とくに不都合はありません。

メインに生活している1階にほとんどのものを収納できているので(クローゼットの服以外)、使い勝手や片づけの手間の部分でもメリットも多いです。気づかないうちに子ども部屋が散らかり放題…ということもありません。

ただ、もう少し子ども部屋が広くて収納がスペースがあれば…。今後、息子が自分でものを管理しやすくなるのでは。趣味のものなどが増えても、筆者に任せきりにならずに、自分でやりくりしてくれるような気がします。