ヌックを知っていますか? 部屋の隅や角を利用した、こぢんまりとした居心地よい空間のこと。半年前に工務店で注文住宅を建てた日刊住まいライターは、階段下のスペースを利用してヌックをつくりました。すると、子どもたちが本を読むおこもりスペースとして大活躍。ワークスペースとして、また季節のものを飾る場所としても重宝しています。ちょっと後悔していることも含め、ヌックの魅力を語ります。

ダイニングから見たヌック
階段下につくったヌックは、秘密基地みたいな楽しい場所!子どもたちも大喜び
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ネットで見つけた居心地よさそうな「ヌック」ひと目ぼれ

正面から見たヌック

筆者は、夫と子ども2人(小学3年生と6年生)の4人家族。半年前に工務店で延床面積39坪、2階建ての家を建てました。

家づくり中に、ピンタレスト(インテリアなどのアイデアを発見・整理するツール)で情報を集めていました。そのなかで海外のインテリアアイデア「ヌック」に出会い、ひと目ぼれ。間取りに取り入れることに決めました。

ヌックとは、部屋の隅や角を利用した、こぢんまりとした居心地よい空間のこと。「リーディングヌック(小さな書斎スペース)」や「キッチンヌック(DKの一角につくった家事の合間に休憩するスペース)」「コーヒーヌック(ひとりコーヒーを楽しむ空間)」といった種類があるそうです。

筆者の家では、階段下にヌックをつくりました。新築から半年、わが家のヌックがどんなふうに活用されているかをレポートします。

 

ダイニング横の洋室内にリーディングヌックをプラン

ヌックのある場所

わが家がつくったのは、子どもたちが本を読んだり、くつろいだりできるリーディングヌック。ダイニング横の4.5畳の洋室につくりました。ディズニーランドホテルのアルコーブルーム(くぼみを利用したベッドがある部屋)をイメージ。階段下スペースを利用しています。

ヌックを間取りにとり入れる場合、場所はLDKの一角や階段下のスペース、窓辺の一角など、いろんなアイデアがあるそうです。

ちなみにこのヌックがあるダイニング横の4.5畳の洋室は、以下の用途で使ってます。

・子どもたちのランドセルを置く
・映画を楽しむためのセカンドリビングに(照明部分にプロジェクターとスピーカーを搭載した設備を設置)
・筆者がヨガやストレッチをする
・子どもが病気のときに看病する
・来客が宿泊する

ヌックは部屋の床から40㎝上がった位置にあります。幅は166cmほど、奥行きは約92cmというサイズです。