●1日のうちの「自分のための8時間」を大切にする

高尾先生
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こだわりというのは、自分の体やメンタルの状態を快適にするためにできること、とも言いかえられると思います。自分がどういう状態でいたいと思っているのかを探し、自分を満足させる、というイメージです。

日常の快適さについて考えるとき、1日24時間を8時間ずつ3つに分けて考えてみるとわかりやすいかと思います。24時間のうち、8時間は働く時間、8時間は眠る時間、そして残りの8時間が好きなことができる自分のための時間。この「自分のための8時間」をどう使うかを、しっかり考えることが大事です。「自分のための8時間」には、通勤時間やお子さんのお迎えの時間なども含まれますから、それらを除くとずっと短くなります。

私はこの時間をなるべく長くとるために、通勤時間がかからない職場の近くに住み、満員電車のストレスを減らすために大好きな自転車で通勤するという選択をしています。

●リラックスできる空間で「がんばらなくていい時間」を過ごす

日常生活にはがんばらなきゃいけないことが多いですが、この「自分のための8時間」の中で、「今はがんばらなくていい」という時間をもつことが大切だと思っています。

私にとっては、ソファ代わりでもあるベッドで猫たちと一緒にゴロンとして本を眺めている時間です。だから、その空間が快適な状態であることはすごく大事で、朝起きたら必ずベッドメイクをして整えています。シーツ類は毎日肌に触れるものですから、肌触りのよいものにしていますし、きちんと洗濯するようにもしています。リラックスできているときのその空間が快適であることも、とても大事です。

悩んだとき、迷ったときは、高尾先生の言葉が効く! 心にかかったもやが晴れ、いつのまにか、ご機嫌な自分を取り戻しています。新刊本『人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉』では、今回ご紹介したような言葉を78収録。いつもお守りのように手元に置いて、悩んだときや迷ったときに開いてみてください。きっと目の前がぱっと開けてくるはずです。

●イベント告知

9月3日(日)に高尾先生にご出演いただき、『人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉』刊行記念イベントを開催いたします! 貴重なお話を聞けるチャンスですので、ぜひご参加ください。

店頭参加(代官山 蔦屋書店)・オンラインの同時開催。詳細及び、お申し込みは下記へ。

https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/35002-1633230724.html

人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉

人生たいていのことはどうにかなる あなたをご機嫌にする78の言葉

長年、外来や音声番組『高尾美穂からのリアルボイス』などで、さまざまな相談に向き合ってきた高尾先生。先生のお話を聞いていると心が落ち着くと、リスナーやファンの間でとくに反響の大きかったものの中から言葉を選び、1冊にまとめた名言集です。どうしたらひとりひとりが自分の人生をよりよく生きられるのか、そのヒントがきっとみつかります。

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