予算や土地の制約があるなか、悩ましいのは各部屋の大きさを決めること。ハウスメーカーで家を建てた日刊住まいライターは、LDKの広さを優先して寝室を6畳、子ども部屋を4.8畳に。当初、狭いかもしれないと不安でしたが、5年住んで、もっと狭くてもよかったという意外な結論に。詳しく語ります。
すべての画像を見る(全6枚)2階リビングで寝室と子ども部屋は1階の間取りに
わが家は共働きの夫婦と娘2人(11歳、2歳)の4人家族。5年前に大手ハウスメーカーで、約30坪の2階建ての家を建てました。
プランは日当たりとプライバシー確保を考え、2階リビングを採用。そんな筆者宅は、以下のような間取り、広さとなっています。
1階:寝室(6畳)、ウォークインクローゼット(2.9畳)、子ども部屋2部屋(各4.8畳+収納0.4畳)、トイレ(0.75畳) ※上の間取り図参照
2階:LDK(16.2畳)、子ども用スペース(2.3畳)、浴室(2畳)、脱衣所(1畳)洗面所(1畳)、トイレ(0.75畳)
寝室は6畳、子ども部屋は4.8畳に決定
設計士や周囲の人の意見を参考に、寝室は6畳に、子ども部屋は4.8畳にすることにしました。
ひとつひとつの部屋を広くしたいところですが、広さにも予算にも限界があります。そのようななか、寝室や子ども部屋を広くしてしまうと、LDKなどが小さくなってしまいます。
なるべくコンパクトにしようという気持ちと、LDKをできるだけ広くとりたいと悩んだ結果が先の数字となりました。
この部屋の広さを考えたときに感じたのは、広さを想定する難しさです。主寝室や子ども部屋をなるべくコンパクトにしようと考えたのですが、それぞれの部屋をどこまでコンパクトにしていいものかとても悩みました。
筆者自身が使用していた子ども部屋の広さは6畳。子ども部屋をどこまで狭くして大丈夫かな? 筆者が使用していた子ども部屋と同じ広さの寝室って狭くないかな? 実際に住むまで不安な気持ちがありました。
実際に住んでみて、寝室は6畳で十分な広さ!
注文住宅に住み始めてから5年が経過しましたが、寝室については6畳で十分。むしろもっと狭くても平気だったと感じています。
設計当時は、寝室にもテレビを置いてテレビを観たいと考えていましたが、実際には寝るだけしか、寝室は使っていません。これからも寝室を寝る以外の用途で使用することは考えていません。
ベッドが置けて周囲に人が通れるスペースがあれば、十分だったと感じています。
部屋の形状によるかもしれませんが、わが家の6畳の寝室には、夫婦のシングルベッド2台+セミダブルのベッド1台を置くことができました(写真には写っていませんが、下の子が生まれてしばらくは、3台置いていました)。
6畳って、結構広い! 6畳の部屋に対して設計段階とまるで違う感想を抱くようになった筆者です。