三方が庭に囲まれたダイニングキッチン
調理や食事を楽しむダイニングキッチンは、できるだけ緑に近い空間にしたいと考えていました。そういう意味では、ダイニングキッチンを端に寄せたのは正解だったと思っています。
ちなみにダイニングキッチンは、三方が庭に囲まれています。南側にメインの庭、西側には浴室からも見える坪庭に面し、東側にはテラスという配置。
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南側には縦長で対になった窓が2組ありますが、その間に壁かけテレビを設置。テレビを観たり食後の会話を楽しんだり、ここで多くの時間を費やします。
キッチンはⅡ型のアイランドを採用したので、料理をしながらダイニングテーブルに座る家族との対話もスムーズです。
さらに、ダイニングとリビング別々の部屋でテレビを観ていても、お互いからは別室のテレビが視界に入ることがありません。ですから、お互いのジャマをしない空間になっていると思います。
使い勝手のいい和室の先の坪庭に癒やされる
リビングから和室をつなげることによって、和室の襖(ふすま)を全開放すれば、ひとつの大きな空間として利用できます。
ときに夫の書斎となったり、ちょっとしたお昼寝エリアになったり、子どものスタディースペースや、客人に泊まっていただく客間としてなど、使い道が多くて重宝している空間です。
和室には東側に丸い窓を設けました。
この坪庭は、リビングからも、ダイニングからも見ることができます。ですから、空間の奥行きを感じさせてくれる役目も。また、この坪庭は、室内にいても自然を感じることのできる癒やしのスポットです。
LDKと和室の空間を斜めに配置にすることによって、生まれた距離感と「ほかの部屋から絶妙に見えないスペース」。そのおかげでわが家は、実際よりも広い空間に感じられます。