トイレとはあえて別に、独立した手洗いを設置
すべての画像を見る(全7枚)わが家のトイレは、約1.5㎡の狭い空間。この中に、手洗いを設けるスペースはありません。そのため、リノベーションの際、トイレの横に独立した手洗いをつくりました。
もちろん、手洗いつきの便器を選択して、トイレ内で完結させる手もありました。しかし、狭い空間では、掃除がやりづらくなりそうで却下。
実際、狭いところにひとまとめにせず、それぞれを別にしたことで、メリットを感じます。体が自由に動かしやすいので、掃除のための動作が十分にできるし、隠れた汚れを見つけやすいです。
また、そもそも筆者は、「トイレ内に手洗いが絶対に必要だ」とも感じませんでした。ただし、これは好みが分かれるところ。手を洗っていない状態で、扉を触るのはイヤと言う人もいるでしょう。
ただ、確実に言えるのは、「玄関のすぐ近くに手洗いがあると、とても便利」ということです。帰宅したら、玄関から容易にアクセスできるため、手についた汚れを家の中へ持ち込みにくくなります。
この点からも、わが家の場合は、トイレと手洗いを別にしておいてよかったです。
先述したように、玄関、シューズクローゼット、手洗いがまとまった間取りのわが家。帰宅後の行動は、「玄関で靴を脱ぐ→玄関横のシューズクローゼットに上着とバッグを置く→手洗いする」と非常にスムーズです。
来客に対しても、玄関を上がってすぐに手洗いを案内できます。とくにコロナ禍以降は、助かっています。
ということで、「トイレが玄関に近い」という間取りの使い勝手。4年間住んでみて、とくに不便だと感じたことはありません。これはわが家がコンパクトで、1階の床面積が65㎡ということも関係しているかも。
また、外出直前にトイレをすませるのにも便利で、トイレが玄関付近にある間取りは、生活するのに便利だと感じています。
タンクありのトイレにして少し後悔も
筆者が選んだトイレ本体は、タンクありのタイプ。本当は、見た目や掃除のしやすさを考えて、タンクレスを選びたかったのですが…。家づくりではトイレの優先順位が低く、費用面を考慮して、タンクありを採用しました。
なるべく掃除がしやすいものを選んでと、業者にはお願いを。加えて、凹凸が少なく、シンプルな見た目に、かつ安価なものを…とざっくりリクエスト。おまかせで、選んでもらいました。
もともとこだわったわけではないので、タンクありのトイレ本体の見た目に、不満はありません。しかし、タンクレスには節水効果があることをあとから知って後悔。優先順位が低かったからとはいえ、きちんと調べて検討しなかったことは少し反省しています(ちなみに、タンクありでも、節水タイプがないわけではありません)。
以上、わが家のトイレをご紹介しました。トイレは小さなスペース。でも、家のどの位置に配置するかで、生活習慣にまで影響します。家づくりを終えたあとで、意外に大事なことに気づかされました。