実際にゲストに泊まってみてもらって、気づいたこと
すべての画像を見る(全12枚)というわけで、2階にでき上がった客室。じつは引っ越してから2年間、泊まり客が訪れることはありませんでした。新型コロナウイルスのためです。
しかしつい先日、初めて母が泊まりに来てくれました。いろいろ考えてつくったので、万全だと思っていた来客用の部屋なので、「快適だった」と言ってもらえたものの…。失敗したと感じたことも、いくつか見つかりました。
●ランドリールーム・洗面所が近いと気をつかう
いつものルーティンである、夜の洗濯乾燥ができないことに気づきました。もともと、ランドリールームと来客室は、動線をよくするためにつながっています。両室を仕切るのが引き戸くらいでは、防音性にはちょっと不安が。
わが家の洗濯機はドラム式。洗濯中はまだマシですが、乾燥時の音は大きいし、長時間かかります。
主寝室や子ども部屋では、隣接していないこともあって、これまで気になりませんでした。しかし、来客用の部屋だと迷惑になるかも、と心配に…。毎日する夜干し(洗濯乾燥モード)を、母の宿泊中はやめることにしました。
ランドリールームと来客の部屋が、せめて隣合わせでなければ、使えたかもしれません。
また、洗面所も近いので、ドライヤーの音にも気をつかいました。筆者が入浴を終えて髪を乾かす頃は、母はすでに寝ています。隣ではないものの、部屋の位置は近いので、音が心配でした(実際には全然眠れたそうですが)。
身内ではないゲストが泊まる際は、こうしたわが家のルーティンを見直さないといけないな、と実感。
●来客のためのコンセントは、不便な位置だった
つり収納の足元には、コンセントを設置しました。ゲストが寝る際、スマホなどを枕元で充電できるように、と考えてのこと(普段は、ロボット掃除機を充電するステーションとして利用)。
4.5畳の部屋では、布団を2枚敷くとあまりスペースが残りません。収納下も有効活用したつもりでした。
しかし、実際に母に使ってもらうと、「コンセントのところまで潜らないといけないから、逆に使いにくい」と言われました。筆者が試してみると、確かにそのとおり! 延長コードをつけておかないと、使いづらい。
コンセントの設置場所を、もっと手前にしておけばよかったと後悔。
幸い、出入り口付近の壁にもコンセントをつけています。実際母は、こちらを使っていました。音のことを気にして、寝る頭の向きをこちら側にしないつもりでしたが、「コンセントが使いやすい方がうれしい」とむしろ喜ばれることに。
気づきはほかにも。たとえば、普段置いていないゴミ箱や、ハンガー、濡れたもの(ペットボトルなど)を置けるお盆を、ゲストのために用意することです。
お盆については、母いわく「新居の床に、濡れたペットボトルを置いてシミにでもしたら、と心配になる。だから、ぜひ欲しい」とのこと。実際、冷たいペットボトルは自分の荷物の上に置いて、床が濡れないように母は気を使っていました。
また、窓のロックの解除の仕方や、ブラインドのあけ方なんかも、事前に伝えておかないと困らせちゃうのだな、とわかりました。家が違うと、確かにやり方が違います。
最初に泊まったのが身内だったので、そういった改善ポイントをストレートに聞けてよかった!
2階に来客室をつくったことには満足した筆者。しかし、わが家の間取りの条件では、いつものルーティンができない点があることが、今回よくわかりました。今後泊まるであろう友人のためにも、この教訓を生かすつもりです。