●うつ症状を避けるために、普段からできること
すべての画像を見る(全3枚)私がよくアドバイスしている点はこの3つです。
(1) 深く呼吸をする
呼吸が浅くなると自律神経のバランスが崩れやすくなります。実際、うつ状態の人は呼吸が浅い人が多い印象があります。また背中が丸くなっていたり、うつむく姿勢が多くなっていると胸骨が肺を圧迫するため、自然と呼吸が浅くなります。背筋を伸ばしてゆっくり深呼吸をするようにするとよいでしょう。
(2) 睡眠をしっかりとる
睡眠が不規則になると自律神経は乱れやすくなります。特に天気痛になりやすいこの時季は早めに就寝するように心がけるとよいでしょう。寝つきをよくする方法はいろいろと紹介されていますが、私が実感したものとしては「寝る前に乳製品を摂取する」というものです。牛乳やホットミルクがよいと言われていますが、私の場合は、寝る前にヨーグルトを食べるようになってから寝つきがよくなったような気がしています。
(3) 体を冷やさない
冷えは自律神経の大敵です。特に日中エアコンの効いた部屋で過ごしている方は、外気との温度差が大きいので調整が難しくなります。とはいえ現代社会で環境を変えるのは難しいですから、なるべく温かいものを食べたり飲んだりすること、シャワーではなく湯船につかることを心がけるとよいでしょう。
天気痛は梅雨~台風のシーズンにかけて発症することが多くなります。なるべく自分に負担をかけないように日頃から呼吸・睡眠・冷え対策を意識しましょう。またストレスも自律神経にとっては悪影響を及ぼしますので、リラックスすることを日常のルーティンに取り入れることもおすすめします。