●ポイント5:植え継ぎの際は、種ヨーグルトの入れすぎに注意!

早くでき上がるようにと種ヨーグルトを多めに入れるのは逆効果。十分に活動できなくて発酵が進まなくなりますので、種ヨーグルトは牛乳の1~2割程度にしましょう。

●ポイント6:いろんな牛乳で味や風味を楽しんで

牛乳の種類が違うと、でき上がるヨーグルトの味や風味も変わります。「牛乳」表示のものであればヨーグルトはつくれますから、産地や脂肪分などいろいろな牛乳を試してみて。

また、低脂肪牛乳では、少し固まり具合が弱くなります。豆乳でもつくることができますが、種ヨーグルトは牛乳でつくったヨーグルトを使用し、植え継ぎしないで食べ切りにしてください。乳飲料ではつくれない場合があるので、表示をよく見て選んで。

●ポイント7:異常な酸味や苦味、変色があったら廃棄しましょう

舌を刺すような酸味があったり、苦味を感じるような時は異常な状態です。また、ピンク色や茶色、灰色になっているときも危険です。表面だけが薄いクリーム色や黄色っぽいときは問題ありませんが、中まで黄色くなっている時は雑菌が繁殖している恐れがあります。明らかに変なにおい、悪臭がする場合もためらわずに廃棄していただきたいと思います。「もったいない」よりも健康被害の方が深刻ですから、異変を感じたら一からつくり直した方が賢明と覚えておいてください。

手づくりヨーグルトはそのまま食べるのはもちろん、お菓子づくりや料理にも使うことができます。ただ、ヨーグルト自体はアレンジしないでつくりましょう。説明書通りにつくることがいちばん。ぜひ、チャレンジしてみてください。