調味料も数多く並ぶダイソー。中でも注目されているのが、「だし塩」シリーズです。詳しく教えてくれたのは、食文化研究家のスギアカツキさんです。
ダイソーで買える調味料に注目！
ダイソーの食品部門は定番調味料、乾物食材、季節商品、製菓材料、珍味や駄菓子まで大充実。しかも価格が108円というワンプライスである点は圧倒的な強みになっています。今回は、ダイソーでちょっぴり珍しい「塩」が登場しているので、その魅力をご紹介してみたいと思います。
●108円の「本格和風だし」シリーズ
ダイソーで登場したのが、「本格和風だし」シリーズ。種類は、エビ、カツオ、牛、鯛、シジミの5種類です。製造は、静岡県賀茂郡にある三角屋水産という有限会社。万能だしやウニじょうゆなどのヒット商品を製造する、創業60年を超える西伊豆の食品加工会社です。
最近はキャンプごはんや時短料理を叶える調味料として、こだわりのおいしい塩や旨味調味料が人気になっていますが、価格が高い、いろいろ見ていくと味が想像しにくい、送料がかかるオンライン注文でしか買えないというような気持ちも芽生えて、気軽に試すことができない方も多いように思います。でもこのだし塩なら、大丈夫です。
容量は20g前後で108円という価格ですから、気になるものをいくつか買うことも負担はありませんし、使い切ることにも問題はなさそうです。そしてうれしいのが、活用方法がメニューとセットで紹介されていることです。
●アイテムに合った簡単和食レシピが紹介されている！
海老だし塩→卵焼き、牛だし塩→おでん、鰹だし塩→お鍋、しじみだし塩→炊き込みごはん、鯛だし塩→お茶漬けが紹介されています。いずれも簡単な料理工程なので実践しやすそうなのも魅力です。
このだし塩の魅力は、主役の素材以外にも旨味成分が組み合わせられていることにもあります。例えば、しじみの場合はいわし削り節が入っていて、これは「旨味の相乗効果」が期待できる組み合わせ。貝に含まれる旨味成分「コハク酸」とイワシの「イノシン酸」が合わさることで、おいしさがふくらむ合わせだしのバランスに調合されています。
