工夫5.西日が入る場所は部屋の形状と窓の位置に工夫を!
すべての画像を見る(全8枚)西側に配置された部屋は、日差しが水平に近い角度で入射するため、西日がまぶしく感じられて敬遠されがち。
「あえて西側に窓をつくらないのも選択肢のひとつです。その場合は、部屋の形状にひと工夫を。部屋を上から見たときに四角形にするのではなく、凸状にするのです。西側の床の一部を張り出すことで、南面に壁ができます。そこに窓を取りつければ、南からの心地よい日差しが取り込めます。ほかに、西側の窓に遮熱ガラスを採用するのも有効です」
工夫6.明るさと耐震性は筋交い&フィックス窓で確保
「たとえば木造軸組工法の家で、1階の角部屋に窓をたくさんつけるなら、コーナー窓にするといいでしょう。角の柱を中心にして、両側に窓を取りつけるのです。一方は大きな引き違い窓に、もう一方は天井まであるフィックス窓。これにより窓の面積は大きくなります。そしてフィックス窓には、構造金物の筋交いを組み合わせて耐震性を確保しましょう」
筋交いを入れると出入りできないので、フィックス窓にするのがポイント。