サッシの種類。質感や風合いにこだわって!
すべての画像を見る(全6枚)ガラスを支えるサッシには、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ、木製サッシなどがあります。
アルミ樹脂複合サッシは、異なる素材の特徴を生かしてつくられたもの。屋外側は軽量で耐久性能に優れたアルミ、屋内側は断熱性能に優れた樹脂を用いています。樹脂サッシは、熱伝導率の低い塩化ビニール樹脂を、おもな材料にしてつくられています。
木製サッシは、木ならではの断熱性能を生かしたもの。性能もさることながら、木の質感や風合いが魅力です。
「木製サッシを使った事例がありましたが、熱貫流率が低く、性能的にもとても優秀でした」(鈴木さん)
代表的な窓の形状
ガラスやサッシで構成される窓は、開閉の有無や開き方によってさまざまな種類があります。
また、位置によって呼称がついている窓も。たとえば、壁の高い位置に配した窓は高窓、床に接した背の低い窓は地窓と呼ばれます。ほかにも、床から立ち上がり、人が出入りできる引き違い窓は掃き出し窓と呼ばれます。
引き違い窓は、左右にスライドさせて開閉。通風量が調整しやすいのが利点。折りたたみ窓は、左右に引き分けて折りたたみ、開口幅いっぱいにフルオープン可能。
(左から)片上げ下げ窓は、上の障子は固定された状態で、下の部分が上下にスライドするタイプ。縦すべり出し窓は、左右どちらかを軸に、外側に開くタイプ。角度によって通風量を調節できます。
横すべり出し窓は、上の枠に沿って、外側に向かってスライドさせて開くタイプ。フィックス窓は、開閉しない窓で、採光や眺望に使用。スクエアなど形状はさまざま。
天窓(トップライト)は、屋根に取りつける窓。開くタイプやフィックスタイプなどがあります。