Q.補助額はどのくらいになるの?

A.窓のグレードや大きさなどで異なります

先進的窓リノベ事業の補助額は、リフォームした窓ごとに異なり、使用製品のグレードや工事方法、窓やガラスの大きさなどで変わります。製品のグレードは、熱の伝わりやすさを表す熱貫流率で4つに分類されます(下の表参照)。値が低いほど断熱性能は高く、補助額も高く設定されています。

ただし、Bグレードは0円。窓やガラスの大きさは、大・中・小・極小に分類。内窓設置と外窓交換は同じ設定ですが、ガラス交換は異なるので右表を参照してください。どの工事も小と極小は同額です。

「補助を受けるには、同事業に登録された商品の使用が条件です。また補助額は5万円以上、一戸あたりの上限は200万円など、さまざまな条件があるので注意してください」。

● 補助額の例(内窓設置/外窓交換の場合)

内窓設置/外窓交換の補助金
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● 補助額の例(ガラス交換の場合)

ガラス交換の場合の補助金

● グレード

グレード

※ 1 先進的窓リノベ事業では、窓(ガラス・サッシ)の性能を表す指標のひとつです。大まかにいうと、窓(ガラス・サッシ)の外気に接する側と家の内側との間の熱の伝わりやすさを表す数値でUw値と表示されます。Uw値が低いほど、高い性能の窓(ガラス・サッシ)になります。
※ 2 国立研究開発法人建築研究所が公表する「平成28年省エネルギー基準に準拠したエネルギー消費性能の評価に関する技術情報(住宅)」の「2.エネルギー消費性能の算定方法 2.1 算定方法 第三章 暖冷房負荷と外皮性能 第三節 熱貫流率及び線熱貫流率 5. 部位の熱貫流率 5.2開口部 5.2.4大部分が透明材料で構成されている開口部(窓等)または大部分が不透明材料で構成されている開口部i (ドア等)の熱貫流率」(令和4年9月更新)に基づき、開口部の熱貫流率は、JIS A 2102-1 などによる方法のほか、当該窓の仕様に応じて付録Bで定める熱貫流率の値によることもできます。

 

Q.支援を受けるための手続きは、どうすればいいの?

A.リフォーム事業者などに依頼しましょう

手続きの流れ

上の図が手続きの流れです。ちなみに交付申請の手続きは、工事の施工者が行います。

「工事施工者は、窓やガラスの交換を行う会社やリフォームを行う会社など。しかし、同事業に登録した工事施工者限定なので、依頼先を決める際には気をつけましょう。補助金の還元も工事施工者が行います。すでに交付申請は始まっていて、期限は遅くとも今年の12月末まで。工事完了後に交付申請をしますが、着工後に予約申請ができます(11月末予定)。予算は1000億円と大きな額ですが、上限に達成次第、終了。フルリノベーションなどの場合は、工事期間が長いので注意が必要です」

先進的窓リノベ事業に関する詳細は、公式サイトで確認してください

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