著書やSNSで心地よいライフスタイルやファッションを発信し、そのシンプルで自然体な暮らし方は世代を超えて支持されている、結城アンナさん(67歳)。先日、料理、ファッション、家族のこと、愛犬の保護犬のことなど今の結城アンナを語る上で欠かせない思いが詰まった『Then&Now』を発売し、話題に。夫・岩城滉一さんと家族についてのことを抜粋で紹介します。

結城アンナさんと岩城滉一さん
結城アンナさんと岩城滉一さん 撮影/西崎博哉(MOUSTACHE)
すべての画像を見る(全2枚)

結城アンナさんが語る家族への思い

結城アンナさんの著書『Then&Now』(扶桑社刊)から、抜粋にて紹介します。

●夫・岩城滉一さんとのこと。「まったく違うからちょうどいいしラクチン」

ダディと初めて出会ったのは、遊び仲間が集まるスナック喫茶でした。ダディはお父さんの土木会社を手伝う、学校に行かない大学生。私は学校へは行くけど、週末にはモデルの仕事をする高校生。この人と結婚するなんて夢にも思っていませんでしたが、少しずつ会う機会が増えていくうちにおつき合いが始まり、しばらくして一緒になりました。

2人暮らしが始まってみると、2人の違いが浮き彫りに(笑)。彼は車とバイクが大好きで、ツーリングやレースに夢中。人といることでエネルギーを蓄えるタイプなのに対して、私にはひとりの時間が必要で、キッチンに立って料理をしたり、ときどき本を読んだり絵を描いたり。そのほかにも、彼は夜型で私は朝型、彼はラーメンライスとポテトチップスがあれば大満足ですが私はヘルシー嗜好…と、違いを挙げはじめたらきりがないくらい(笑)。

この違いが原因でよくけんかにもなりました。でも月日を重ね時間を共に過ごしていくなかで、正反対だからといって必ずしも悪いことばかりではないことに気づき、そこからお互いに工夫と調整と妥協!? をしながら前に進んできました。そして今では程よい距離感を保つことを身につけました。

最近よく思うのは、もしかしてダディは私にぴったりなパートナーかもしれない! と。